この時期は、タイのお正月ソンクランの連休や、お子様の学校のお休み、異動の時期も重なって
お別れと出会いがたくさんあり
色々なエネルギーが錯誤します。
一応、私が担当しているクラスは
文化や感覚のギャップを減らして
安心して練習できることを目的とした
日本人のためのマイソールクラスなのですが、
最近、たまにアメリカ人の練習生も来ます。
私は誰でもWelcomeだけど、
文化の違いで欧米の方は自己主張が強いなと
思う瞬間がよくあります。
そうすると、練習の仕方もアピール強めになります。
練習は、私はこんなに出来ます！と見せびらかすためのものではなく、
自分の中で、今日も素晴らしい練習ができたな。と完結できれば良いのです。
自己を支配する物が多ければ多いほど
自分は周りからどう見られているのか
気になり疲れてしまいまいます。
ヨーガの練習は、生きづらくしたり、苦しめたりするものを取り除いてくれます。
アシュタンガヨガを実践するための基盤は、 vinyasa（呼吸と動きのシステム）、tristhana（ 3つの場所の作用)、"6つの毒"の排除 (欲望、怒り、貪欲、妄想、プライド、妬み) 。これらを結ぶと、自と長寿へと導く作用として働きます。
赤ちゃんから幼少期までは
国籍や文化、環境の違いがあっても
皆んな同じように純粋です。
憎しみも妬みも持たない
神さまに近い存在だとされています。
ヨーガの練習は、大人になる過程で自分を守るために付けてきた鎧を１つずつ取り除いていくような感じです。
身体が動かしやすくなってきて
徐々に気持ちも軽やかに穏やかに変化してきます。
逆に心も純粋になるが故に、正直、素直、明白になり
周りに対して許せないと感じる衝突が起きる場合もあります。
突発的に気持ちを全部表に出してしまう事があるかもしれません。
それは、練習の中で呼吸をコントロールしながら動いていくように
吸って広がったり、吐いて小さくなったり
調息を通してエネルギーの流れを制御していきます。
また、世の中は全て相対的なもので成り立っていることに目をむけ、受け入れることや、周りのエネルギーに合わせながら、自分も拡張したり縮小したりコントロールしていきます。
それには、自分の内面を深くリサーチする必要があります。より内側に目を向けながら呼吸に耳を澄ませます。
こうしたことを長く続けている人、
献身期間が長い人ほど静かです。
内側から揺るがない力強さとエネルギーが流れています。
冒頭に出てきた自己主張が強めの欧米の方の話しに戻りますが、
練習が終わると、人が変わったかのように穏やかで朗らかでした。
ヨーガにはそれだけ人を変化させる力があります。
それを感じる瞬間は、自分で練習していても、指導していても度々あります。
国籍問わず ”ありがとう”を言われることは日々沢山あります。
また、昨日は日本からも、素敵なメッセージを頂きました。
お礼を言うのはこちらの方で
毎日、こちらこそ有難うと思っています。
世界中から訪れてくれる皆さんへ
愛を込めてありがとう
My pleasure
