子どもたちが成人してから親が再婚すると、

再婚相手の晩年を誰がお世話するのか…

こういった問題が付きまとう…


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私が20歳で母親を亡くした後、父親のことが大好きでしかたなかった女性と父は再婚した。

私より18歳年上、兄とは14歳差のその女性は、父と結婚した時既に透析患者で身体が弱かった。

弱かったと言っても、週に3日の透析病院へ通院する以外は、自分で車も運転し、家事も普通に出来たし、英会話とテニスが趣味、父と海外で透析をするプランも組み込まれた海外旅行にも何回も行くほどの体力もあった。

彼女にとって夫は大好きな人で執着すら持っている一方で、父の子ども3人のことは目の上のたんこぶにしか思っていないのが我々にはひしひしと伝わってきていた。


にも関わらず、私よりも精神面では全然幼く世間知らずのその女性とは、特に父の晩年において、父の介護を通じて私はガッツリとその人とも関わらざるを得なくなり、その女性との人間関係に私は大いに苦しんだ(>_<)


その人は、父の妹たち(私の叔母たち)とも仲が悪くなり、私の兄のお嫁さんとも絶縁するほどまでに、親族の中で敵を多く作っていった。


自分で言うのもなんだが、お節介で世話好きな私をもってしてもギブアップさせるのだから、あんた相当よ!! σ゚ロ゚)σ

と私は内心毒づいていた💧‬


私も、父が存命中は2人の世話を1人で頑張ったが、父亡き後までも、自分1人でその人の世話をする自信はなく、透析病院併設の老人ホーム入居までの道筋を付けてから、兄と姉に交代してもらった。


兄嫁を通じて兄自身とも絶縁していた時期も長くあったせいか、その人は主に姉を頼るようになっていった。

私もその人から離れた途端に、夫のほうの親族の姑と義妹の世話が入ってきた。


この3年近く、姉もその人の事で頑張ってくれた。
コロナ禍で殆ど面会も出来ずとはいえ、他府県在住の姉にとって、お世話は大変だったと思う。


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今年の2023年7月にその人はお亡くなりになり、我々きょうだい3人の家族10人で葬儀を執り行い、納骨をした。

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その人には血縁のお姉様と甥っ子2人がいた。

私たちの父から相続した部分だけを我々が相続出来るように養子縁組手続きをしてあり、その人が自分の親から譲り受けた財産は、遺言書によって全てその人のお姉様とそのお子さん方が相続をした。


自分の妹の世話を殆どすることなく、宗教的理由があるとはいえ、妹の葬儀にも出ずに我々に全てをまかせてきたお姉様と甥っ子さんたちに対しても、我々きょうだい3人は、文句ひとつ言わずにやってきた。


兄と姉は人の悪口は自分に跳ね返ってくると考えている。

このことは亡き実母が人の悪口を言う人ではなく、人様のために献身的に動ける背中を我々子たちは見て育ったことが大きいと思う。


そんな兄と姉は私の愚痴も聞いてくれる姿勢を持ってくれなかったから、1人で両親の世話をしてきた時も私は愚痴る気にもなれずに孤軍奮闘してきた。このことは案外辛いものだった。

だから、きょうだい間のグループLINEでも、父親の再婚相手の悪口を封印していた。

私の姉に至っては、母らしいことをしてもらった記憶が無い人に対しても、他人に話す時は一貫して継母のことを「母」と言っていた。

私はついぞ「母」と呼ぶことはなかった。


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父の再婚相手が亡くなり、実家の墓じまいも終わり、相続の手続きもあと少しのところまできた今、きょうだい3人はLINEでこのように互いを労いあった。





私たち、お疲れ❣️