若い医学生のブロ友さんが、ご自身のブログで、とても良いことを書かれてましたのでリブログさせて頂きました。

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以前、嫌われる勇気の実践講座の講師を務めてくれたまだ20歳代のRさんがこのように教えてくれました。

 

若い医学生のブロ友さんもR先生もそうですが、物事を深く考えられるか否かは、年齢に関係ないとつくづく思います。

 

Rさんの言葉

私はアドラー心理学の『嫌われる勇気』の本に強く影響を受けて、心理学を更に学んで生き方まで前向きに変えることが出来、それまで悩んできた母親との関係も見直すことができたし良好な関係に修復することも出来た。そして好きなことをやって生きて行こうと思えて実際に行動に移す勇気も貰った。

 

その事を友人に話したら興味を示してくれて「自分も読んでみる!」と言ってくれた。

 

次に会った時に本の感想を聞ける事を楽しみにしていたら、「同じアドラーでも違う本を買った」と友人は言った。

 

その時私は、私が推奨した『嫌われる勇気』を買うことを友人が無視して、別の本を買った事が無性に腹立たしく不快感で一杯になった。

 

自分でも不思議なくらいに不快になった。

なんで自分はあんなに不快だったのか?を後から考えた。

 

そして気が付いた。

 

自分は友人が、『嫌われる勇気』の本を買うことを期待していたからだ。

 

そして、「あの本良かったよ!良い本を紹介してくれてありがとう」と感謝されたかったのだと。

 

 

けれど、よく考えたら、『嫌われる勇気』というアドラー心理学の本がある事を自分は伝えた。ここまでが【自分の課題】

 

友人はその本を一度は買おうと思ったかもしれないけれど、その前にアドラー心理学の別の本でアドラー心理学に近づくアプローチの仕方をチョイスしただけ。それは、【友人にとっての課題】であり、そこに勝手に期待をかけて土足で入ろうとした自分が間違っていた。

 

自分にとっての課題は、友人に『嫌われる勇気』の本を紹介したこと。

私の課題はそこで終了!

 

友人がその本を読むか読まないかは彼女の課題でしかない。

 

 

課題の分離が出来ていなかった事に問題の根源はあったのだ。

 

そうやって気がついたら、面白いくらいに不快な気持ちはすーっと消えていった。

 

このアドラー心理学の【課題の分離】は理解することが難しいものだが、このことを実践すると、人への執着が無くなり、心がかき乱される事が減っていき、腹を立てることが少なくなった。

 

 

Rさんの【相手に期待した→期待を裏切られた気がして腹が立った→課題の分離に気が付いた→腹が立たなくなった⠀】という体験は、リブログさせて頂いたブロ友さんが仰るところの【期待しない→腹がたたない→むしろ感謝の気持ちが増える】ということと、ほぼ同じような心理過程を踏むことに気がつきます。

 

 

そう考えると、【相手に期待しない】ということと

自分の課題と他者の課題を分けて考える【課題の分離】

同義であり、

相手に期待しないということは、相手を尊重すること、相手の領域に踏み込まないことでもある

ということに気が付く。

 

 

【相手に期待しない】ことと【課題の分離】、この2つの心持ちを併用すると、相手に対する怒りを持つことが減り、平穏な心を保ちやすくなる最強の武器かもしれませんキラキラウインク