今日は、鳥居りんこ氏のエッセイの紹介
鳥居りんこ氏と言えば、
中学受験とは縁がない我が家ではあったが、
鳥居りんこ氏が書く中学受験生の
親のメンタル面をフォローするようなブログを
読んだ時期が私にも昔あった。
面白おかしく書かれたそのブログは、
かじかんだ母親の体をほぐすような
おおらかさがある文章だった。
そんな鳥居りんこ氏だが、現在の肩書きを読むと
エッセイスト、教育・子育てアドバイザー、受験カウンセラーまではわかるが、介護アドバイザーの肩書きまで付与されていた。凄い!
そんな鳥居りんこ氏が、2017年12月16日付で
PRESIDENT Onlineに
“良かれ良かれで子どもを壊す母の共通点”
という表題のエッセイを寄せている。
私にも身近に「子育てが苦痛」と公言する
後輩ママAちゃんがいて、
家庭塾で小学生の兄妹2人を預かった。
優秀なお子さん方のどこに不安を覚えているのか?
不思議なほどであったが、
ただ、お2人の子どもたちの
少し解らないとこがあったり解答を間違えると
癇癪を起こし泣いてしまうところは
完璧主義のAちゃんの姿そのものだった。
理想を押し付け、子どもを追い込み
声を荒げて子どもを攻め立てる妻の姿を見た夫から
「このままいくと、お前、将来子どもに刺されるぞ」
とまで言わしめさせてしまった(>_<)
「自分の思い通りに育たない息子が可愛くない」
「私は子どもをダメにする悪い母親だ」
と泣きながら、私に訴えたこともあった。
家庭塾というよりも、親塾(・_・;)
「あゆみちゃん、叱ってください」
とヘルプを求められ、その方から要請を頂いては
2人でお茶を何度もしてきた。
私の役目は、
「お子さんは大丈夫!優秀だよ!」
と太鼓判を押してあげること。
「○○ちゃんは良いお母さんだよ!
一生懸命なだけなんだよ!」
と地道に何度でも声をかけてあげることだった。
その出会いから6年の月日が流れ、
今ではすっかり自信を持ち、
大らかさが増してきたAちゃん。
私の子どものことで愚痴も聴いてもらう 笑
その母親の姿と呼応し合うように、
穏やかで素敵な女の子に成長しつつある下の子。
頑固なまでに、私が「お子さんは大丈夫!」
と伝えても、上の子のことで、
なかなか不安をかき消すことができなかったAちゃんだったが、
私が感じたその大きな変化のきっかけは、
上の子が中学生になってからのような気がする。
その前にも、Aちゃんは、
自分が少しずつ変われたきっかけを
私に教えてくれたことがあった。
それは、託児ボランティアを始めたことが
きっかけだったらしい。
自分の子しか育てたことがない環境から
よそのお子さん方を大勢見るうちに、
「あれ?自分の子の方が物分り良かったような・・」
「あれ?癇癪起こすのは自分の子だけでないんだな・・」
そのように思える機会を持つことで
視野が広がっていき、自分の子育てにも
良い影響を与えてくれたという。
とはいえ、勉強のことで
上の子を叱ることが多かったAちゃんは、
成績に関して言えば、
1人で子育てしていると
絶対評価の通知表しか見ることがない小学生の間は
我が子の成績を相対的に見る機会がないので
どこまでやっても不安しかなかった。
そして、まだまだ!まだまだ!
と息子を追い込んでいた。
ところが中学生になり、
「○君なら多分最初のテストから上位1割、
調子悪くても1割に近い2割に入ってくるからね!」
という私の言葉が、現実の上位1割という
数字になって表れ、それが続いていることで
「本当にそうだったのか!」と、
やっと「お子さんは(成績)優秀なんだよ」
という私の言葉を信じてもらえたような気がした。
どんだけ、私は信用されてないんじゃ 笑
という話しだけれど。
「自分は子どもを追い込んでいないだろうか?」
「私、我が子を叱ってばっかりだわ!」
そのように自分を責めてみるものの
自分を変えることはなかなかに難しい(>_<)
不安を子どもにぶつけることを止められない保護者様は
鳥居りんこ氏のエッセイを読んで頂きたいなと思います。
↓
http://president.jp/articles/-/24001
読んだからと言って、
Aちゃんのように憑き物が落ちたような感じになるには
時間がかかるとは思いますが、
ゆっくり、ゆっくりでいいのです♡
子どものことを思って悩み、不安になるあなたは
子どものことが大好きなんですね♡
そんなあなたは、ス・テ・キ です