※手元に届いた英語教材販売会社からの資料内容を、覚えとして下記にメモしておきます。

 

・・・・・・・・・・・・

 

文部科学省は今年3月に今後の学習指導要領を公示しました。

 

今年2017年(平成29年度)を周知・徹底期間

 

小学校は2020年(平成32年度)

中学校は2021年(平成33年度)

高校は2022年(平成34年度)

 

からの実施を予定しているそうです。

 

中でも、英語教育はどう変わっていくのでしょうか?

 

【小学校の英語教育】

 

中学年・・・現在の高学年が行っている「外国語活動」を行います。外国語(英語)コミュニケーションのための力の素地を目標とし、「聞く」「話す(やりとり)」「話す(発表)」の3技能を学びます。

 

高学年・・・英語が「教科」となります。(外国語科)

教科書を持ち、成績評価が行われます。

中学年で扱う3技能に加え、「読む」「書く」を加えた5技能を身に付けます。

 

【中学校の英語教育】

小学校で扱った基本的な表現などを繰り返し指導し定着を図り、授業を実際のコミュニケーションの場にすることが求められます。

授業は英語で行うことを基本目標としますが、生徒の理解度に応じた英語を用いることとしています。

 

【高校の英語教育】

小中学校から続く高校への一貫した学びを重視し、英語能力の向上を図るとともに、国語教育との連携を図り、日本語の特徴や言語の豊かさに気づく指導も考えられています。

 

 

【大学入試の英語】

 

文部科学省は2020年度からセンター試験に変えて始める新テスト「大学入試共通テスト(仮称)」の英語について、民間検定試験の活用に加え、2023年後までの4年間は現行のマークシート試験を併用継続する方針を固めました。

 

この4年間は、

●民間試験一本にするか

●マークシート一本にするか

●両方活用するか

判断は各大学に委ねられることになります。

 

様々な試験が混在する4年間は大学事務側、受験者側も様々な混乱が生ずる可能性があります。

 

4年間の移行期間後、つまり2024年度入試からは、民間試験(4技能)に一本化になりそうです。

 

いくつかの大学では試験的に2020年度以前に新試験スタイルを取り入れることが決定している大学もあります。

 

●某国立大学の一例を見てみます。

 

受験者は民間試験のスコアを提出の上、

当日のセンター試験を受験する

  ↓

民間試験のスコアとセンター試験「英語」の高い方の得点を査定の対象とする。

 

●別の中国地方の国立大の一例では

 

TEAP、英検、IELTSそれぞれでセンターみなし満点のスコアを設定

   ↓

設定されたスコアを大学に提出すれば、センター英語はみなし満点とする。条件としてはセンター試験の英語を受験している者、としています。因みにこの大学の設定しているみなし満点スコアですが、英検では準1級としています。

 

 

4年間の移行期間終了後は、

1つの外部試験なのか?

あるいはいくつかの試験が選定されるのか?

はまだ発表されていないので分かりませんが、

上にあげたTEAP,IELTS、英検などのように4技能(読む、聞く、書く、話す)を図れる試験が選ばれるのはほぼ間違いありません。

 

英語の大学入試変更に伴い、進学校の生徒たちの勉強は、検定試験受検対策に重点が置かれることになることが予想されます。

 

以上のように、これからの子どもたちには「読む」「聞く」「書く」「話す」のスキルをバランスよく学習していくことが必要になってきます。

 

特に一般に日本人が苦手としている発信型スキル(書く、話す)の力をあげていくことが急務でしょう。

 

 

以上

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

(追記)

 

この流れを受けて、私のバイト先のプリント型学習塾でも、国算の他に、英語を追加するご家庭がかなり増えています。

 

自身の家庭塾の現在小5、小6のお子さんにも、今年初めに親御さんから英語の勉強を開始しないか子どもに提案してもらいました。渋って嫌がる子どもたち(>_<)。

 

そこで私が出動(笑) 2人の、将来なりたいなーと漠然とでも思える職業が何か?を聞き出しました。そしてそれら職業であっても、如何に英語力が必要になる場面が発生する可能性が高いかを具体的に説明しました。

 

そして、自分たちと同じ時代に生き、自分たちよりも数年遅く生まれて一緒に働く人たちが、上記に記したように小3から英語学習を始めることを伝えました。ある意味、脅しのようだと言われるとそれは否めませんがあせる

 

通塾を嫌がる理由を聞き出したら、自分の親たちを見ていて「大人になった時、実際に英語は必要ない」という考えが2人とも強かったのです^^; 大変な思いをして勉強する意味が見いだせないww

 

そこで「自分たちが大人になる頃には増々国際化が進んでおり、何を職業にするにも現場で英語力は必要になること。受験だけでなく企業内の社内試験でもいざという時には英語は大切な武器になる・・・」というような話をさせてもらいました。この話に、2人の心は動いたようです!

その場で「英語勉強するーー!」と言ってくれた2人。

 

学習を始めるには、学習することに「意味」を持たせ、モチベーションを保つ為にも動機づけがとても重要と思います。

 

同行してほしいと言うので、親御さんとお子さんと一緒に英語塾の見学に私も行ってきました(笑)

現在2人はそこに通塾しています。

今後は、段階を踏んで英検を受けていくことになると思います。