記憶に新しい事件ですが

私の住む地元では、

国家公務員系列の病院の医師が

透析患者を病院に紹介する見返りに

相手先病院から謝礼金を受け取っていたとして

逮捕されるという事件がありました。

 

この医師は、患者さんたちからも慕われており

刑罰軽減の署名運動まで起きました。

 

モラルがないと怒られてしまいそうですが

私は正直言うと、

 

非常識な金額だったり、

暴利をむさぼるような形で

患者さんの立場を極端に悪くするような

行為は勿論許されませんが、

 

この事件のケースでは

患者の不利益になるような形で

病院を紹介していたという訳でもなく

国家公務員だからアウトだっただけで、

 

このような紹介手数料や謝礼金を頂くという行為は

民間病院なら案外日常的に行われている

行為だと思っています。

 

公務員の立場になると、

途端に犯罪者になってしまうという

公務員医師に求められる強いモラル。

 

医師の給与は国家公務員のほうが

民間よりも低い上に

国家公務員としてのモラルを強く要求されるため

国立病院勤務は敬遠されるw

 

などという記事をどこかで読むたび

給与はいかほど違うのか、

以前から疑問に思ってました。

 

 

そこで、先ほどのブログと同じく

厚生労働省の2015年賃金構造基本統計調査による

医師の平均給与月額を見てみました。

   ↓

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/dl/s0203-6g.pdf

 

あれ~!?

 

28歳以上32歳未満では

医師の国家公務員給与が674352円

医師の民間給与が597600円

 

で国家公務員医師のほうが

平均給与はいいくらいでした。

 

36歳以上40歳未満では

医師の国家公務員給与が758728円

医師の民間給与が867444円

 

と民間給与のほうが

噂通り、高い結果だったようですが

民間給与は、病院や地域格差もあるでしょうから

平均値を見ると

個人的には、世間で言われているほどの

大差はないなという印象でした。