国公立大学出願受付, 2023年1月23日~2月3日.


よそ様が有利になるようなことをブログで書くことは息子の足を引っ張ることになるのでは?という考え方もあるのかもしれませんが、私としては親がそんな狭量では却って運が逃げていくという気持ちがあったのもあり、私は、自分の子が大学受験生だったときもブログで情報共有を図っていました(^^;

 

内容的には今年の受験生にも情報として古くないと思われる、2014年11月7日の次男浪人時に書いたブログを再掲しときます。


センター試験を共通テストに言葉を変更するなど手直ししました。紫色の文字が、今回追加した部分です。

 

以下再掲

 

 



 

 

次男は現役時も河合塾に在籍し英語だけ受講していましたが、現役のときには、出願先大学決定方法の具体的なアドバイスを書いた用紙を河合塾から貰ったことはありませんでした。

 

ところが、医学部コースに在籍していた浪人中の息子は河合塾から、12月のチューターとの三者面談前に先立ち11月25日に提出予定の『受験予定カレンダー』と共に『受験大学を決めるにあたって』 も貰ってきました。

 


息子の卒業した公立高校では、今年ダメなら浪人!という覚悟でチャレンジ校のみ受験という人が多く、「第一志望は譲れない!」という駿台予備校のスローガンがそのまま高校のスローガンでしたが、現役生に向けては河合塾でもこういうスタンスは少なからずあったような気がします。


現役生と浪人生とは立場が違うのですから、塾からのアドバイスの内容も違うのはわかるのですが、無理な特攻はさせないという趣旨の『受験大学を決めるにあたって』 という冊子は、後がない気持ちの浪人生向けのアドバイスなのでした!

 

現役生でも浪人しないと決めている人には参考になるかもしれないですし、宅浪の人は情報も少ないでしょうから、『受験大学を決めるにあたって』に書いてある要旨をご紹介します。

 

 

 

受験大学を決めるにあたって

 

 

Q1.行きたい大学・受けたい大学の過去問を知ってるか?

 

国公立大学については、共通テストの結果を考えて


「何点ならこの大学。何点以下ならこの大学、何点以上ならこの大学」


3校程度検討するのがベスト!!

 


ただ、この時、必ず検討した3校の過去問をみておくこと!!

 

過去問を見ておく理由は、戦いを有利にするにはまずは敵を知ることが大事だからです。



 

Q2.安全校(主に私立大学)はなぜ必要なのか?


共通テスト試験の次の試験がすぐさま本番!!・・・では緊張度も高まる一方。

 

ウォーミングアップ・試験慣れの為に、本命校の前に1・2校入れたいところ。


 

たとえ本命校でなかったとしても、過去問練習が多いに越したことはない。最低でも3年分は対策したいもの。

 

行くつもりがないなら受けなくても良いというのは、 常に実力が100%出しきれている人のセリフ。

 

合格するっていうのはやはり嬉しいもの。
前向きに検討してください。

 

この場合、

 

「力試し」に1・2校

 

「絶対に受かる」で1校(地方試験がある理工学部など・・・)

 

程度が適宜です。

 

 

(追記)

こういう医学部受験生に他学部私立も受験するようにというアドバイスが浪人生に向けて予備校であることを昔知った時は、 予備校の合格実績を上げたいから そう言うのでないか? と私は疑ったことがありました( ̄▽ ̄)

 

東大理Ⅱ が第一志望だった長男の現役受験は、まさしく「第1志望は譲れない」で、 私立受験はなし。長男も 無駄なことはしたくないというスタンスでした。

 
けれど、臨床医になることに拘っていた次男でしたので、次男の浪人時は他学部は受験しませんでしたが私立医は受験しました。
 


戦略的に地元私立医2大学に絞って過去問に早くから取り組んでいたのです。 


流石に医学部に合格してるのに家計の都合で入学を断念させるのは本人だけでなく親としても辛いので、私立医受験の決定権は親の懐事情からの選択を息子も受け入れてくれ、関東地方の偏差値高めの私立医に合格してしまったら、本人が絶対にそちらに進学したくなるのは目に見えていたので辛い思いをしないように出願先から外しました。


それで、学費は高めでしたが自宅通学が出来るので下宿代が要らなくて給付型奨学金も頂ける地元私立大学の地域枠受験を早々に決めました。


その前に肩慣らしで私立一般入試も受験し、また地方受験があって河合塾名古屋校のすぐ近くで受験できた関西医科大もチューターからの勧めもあって急遽受験したら、全部一次通過、受験の度に力をつけていく感じになり、勢いに乗って国公立大二次を迎えることが出来たという試験慣れの効果は否めませんでした。


そういう意味で、 予備校も裏付けのもとに こういうアドバイスをしているのだろうと、 私も考えを改めたのでした^_^;



我が家の場合、国公立大学が不合格で私立医だけ合格していたら、地元私立医の地域枠で入学する算段でした。


しかし、国公立大学に合格出来たから良かったものの、大学生になってからの6年生の就活のときに次男から言われました。


「あの時はあの選択をしたけれど、今なら、民間金融機関からの奨学金という借金を背負ってでも必ず就職したら親に返済するから、慶應に合格するのは難しかったとは思うけどチャレンジするし、慈恵や順天堂も受けさせてもらいたいよ!!」とのことでした。


医学部に行ってみて、また就活してみて見えてきたものがあったということなのかもしれません。

 

 


Q3.共通テスト利用の私立大学は安全校になるの?

 

はっきり言って、私立大学医学部医学科では安全校にはなり得ません!

 

ただ、医学部医学科以外であれば、押さえになることも。。。

 

ただし、早稲田・慶應大学は、他学部であっても医学部医学科に出願できるくらいの共通テスト得点でないと合格できません。「ダメで元々」くらいの気持ちで出願してください。

 


 

Q4.国公立大学中期試験はどこがあるの?

 

(追記)

今でしたら、下記サイトが参考になると思いますので、過去記事のQ4に関しては消去しました。


河合塾名古屋校からの案内は、東海地方の理系の薬学部、その他地方の理学部、理工学部、情報工学部などを併願する医学部受験生は例年多数いるということで、それら中期試験を採用している大学名の案内がありました。

 

倍率がかなり高くなりますが、実質倍率は違ってきますので、受験機会を増やす意味でも検討するようにとのことでした。


因みに中期試験を採用している医学部はありません。

 


『武田塾』のHPは分かりやすくて、フォローしとくと良い良質サイトと思います

      ↓↓↓


 

河合塾からの案内内容は以上です。

 

 

********************

 

 

次に一浪生 次男の場合、

 

行くつもりがないなら受けなくても良いというのは、常に実力が100%出しきれている人のセリフ

 

この↑予備校からのアドバイスの言葉は無視し、医学科以外には出願しません( ̄▽ ̄;)

 

次男は、医学科が全落ちしたら二浪する覚悟だそうです!

 

この気持ちは一度もぶれたことはありません。

 

 

この息子の覚悟を知って、親もその気持ちを受け入れています。

 

なぜなら、早稲田、慶応など、例え医学部でなくても受かってしまったら、後ろ髪を引かれるのが人の心理!!

 

いざとなったら、

 

もう1年このような辛い浪人生活を続ける覚悟が

ぶれてしまいそう(+_+)

 

息子よりも私がギャーギャー言いかねない(?_?)

 

そういう人間の弱さを知っているからこそ

退路を断つ!

 

それが、息子の決意の表明!

 

こういった選択もあるのです・・・

 

 

中には、息子のように、医学科全落ちなら再浪人する覚悟でも、戦略的にたんたんと、予備校のアドバイス通りに医学科以外の学部を受験して合格を勝ち取り、弾みをつけて、医学科合格を取りに行く!

 

こういう選択をする人も勿論あるでしょう!

 

 

また、これ以上の浪人は本人がしたくない人!

 

あるいは親がこれ以上の浪人は許さない!許してあげられない!こういう選択を親子の話し合いでしている人もいるでしょう。

 


それぞれが出す選択に正解、不正解はありません。

 

 

個々人が納得できる選択であれば、それでいいのです。


 

受験生それぞれが、悔いの無い受験大学決定ができることを願います・・・

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

以上 再掲記事でした