現在、北大在籍中の大学4年生の長男は、現役受験で、東大理Ⅱを受験しました。
【高2 京大オープンキャンパス】
長男が東大を第一志望に気持ちを固めた時期は、高2のオープンキャンパスの時期でした。
長男高2の夏、京大志向の強い高校だったので、クラスメイトがこぞって京大のオープンキャンパスに行きました。
息子も友人に誘われて行ってきました。
志望学部の教授の部屋まで個人的に訪ねて行って、積極的に話を聞いてくるということもしてきたそうです。
帰宅した息子に感想を聞くと
「なんか違う。ぴんとこなかった。やっぱ東大にするわ。」
と言いました。
我が家には親戚が関西におり、息子たちの従妹が京大に通っていることもあった為、京大には馴染みがありました。
それに、東大のほうがやはり難しく、現役合格がより近づくのは京大だという弱気な気持ちからくる一方的な親としての思惑も働き、私は京大を一押ししてました。
そんな私の思惑をよそに、長男にとっては京大をきっぱり切り捨て、東大受験への気持ちを固める為の、京大オープンキャンパス行きとなってしまいました(>_<)
それでも、私にとっても親として腹をくくることができましたし、息子にとってもその後志望校をぶれずに気持ちを保つことができたので、
迷っている場合は消去する為にも、オープンキャンパスに参加したことは良かったように思います。
【高3 東大オープンキャンパス】
高2の東大オープンキャンパスは部活の試合と重なった為断念し、高3の夏に行きました。
県人会の学生会館の見学を息子の友人の両親も一緒にする予定で、現地で待ち合わせる約束になっており、私も物見遊山でついて行きまた。
息子と友人の二人で参加したキャンパスツアーでは「中学生の人?高1の人?高2の人?高3の人?」と聞かれて順番に手を上げさせられ、高3で手を挙げたのは息子達二人だけだったそうです。
この時、キャンパスツアー引率の東大生に
「こんなとこ来ていていいの?」
と息子たちは言われてしまったそうです。
それくらい東大受験者にとっては、高3の夏はオープンキャンパスに行く時間も惜しんで勉強するのが普通なのかもしれません(>_<)
余談ですが、次男の医学科受験でのオープンキャンパスにも私はついていきました。
子どもが受験大学を決める際に迷った時、親も情報を共有していたほうが、子どもの迷っている意味も解りやすいし、的確な意見も言ってあげやすい・・と考えたからです。
東大での
「こんなとこ来ていていいの?」
を教訓に、
次男はオープンキャンパス参加は高2だけにし、高3の時期には行きませんでした。
次男について行ったいくつかの大学に比べると、東大は他の大学にはない独特の雰囲気があったと思います。
東大のオープンキャンパスでは、息子が友人と二人で行動していたので、私は一人で学生食堂に行き、ドリンクを飲んでゆっくり涼んでいました。
私の席の前には「私賢いのよ」オーラ満載の中学生と、「俺セレブ」オーラ満載の父親が座りました。
「ここって、高校のオープンキャンパか?!」
と勘違いしてしまいそうな光景があちらこちらに
他の大学ではない光景でした。
名古屋といえども、東京から見たら地方(笑)
偉大なる田舎と揶揄される名古屋で、のほほんと暮らしている私には、東京のハイソサイエティな雰囲気の親子を前に、私はちょっと場違いのような気がして、お尻がむずむずしてきました^^;