私が20歳の時、

最愛の母が50歳になったばかりの若さで他界した。

 

 

生前、母は、

 

「自分が死んだら

光となってふわふわとあなたたちのまわりで

あなたたちの人生を一緒に楽しませてもらう。」

 

と言っていた。


私宛の遺書にもそう書かれてあった。

 

 

 

 

 

そうは言っても、

どれだけ心の中で母を叫んでも

母は返事をくれなかった。


 


母が亡くなったのは3月31日

4月から就職したばかりの

姉の中学での教師生活が直ぐに始まった。


母も若い頃学校の教師をしており、

娘が自分と同じ教師になることが決まった時、

母は本当にほっとした様子で、喜んでいた。


 

 

そんな母が亡くなって間もない頃


 

朝方、私と姉はそれぞれ、自分の部屋でまだ寝ていた。

 

イメージ

 

 

すると、

 

懐かしい母の私の名前を呼ぶ声が

私の脳裏に飛び込んできた。


 

「あゆみちゃん あゆみちゃんキラキラ

 

 

懐かしい母の声!!

 

 

まるで、母が生きていた頃の日常が戻ったと錯覚を覚えるほどだった。

 

 

そして、その瞬間、

 

 

母の思いが一瞬にして伝わってきた!!!

 

それはまさしくテレパシー

 

言葉ではなくとも瞬時に母が私に伝えたいことが分かってしまったのだから・・・

 

 

 

 つづく