先日(6/17)の熊本県人吉公演は、生涯忘れられないコンサートとなりました。
 
人吉労音の皆様に心よりお礼を申し上げます。
主催くださりました、音楽鑑賞団体の人吉労音は 52 年の歴史があるそうで、これまでのコンサートの記録も見せて頂きましたが、国内外の一流の演奏家が招聘されていて、本当に豪華なコンサート史です。
(日本が誇るピアノ界の巨匠、園田高弘氏、安川加寿子女史、中村紘子女史のお名前も!愛聴しているニコライ・デミジェンコ氏も!)

私たちもその 1 ページに加われましたこと、とても光栄です。
 
特にピアノデュオでは私たちが 3 組目の出演。しかも連弾だけでのコンサートは、1974年にデュオのパイオニアでもある児玉邦夫・幸子夫妻が行って以来だそうです。実に42年ぶり!
 
コンサートを企画されている方々の熱意は並々ならぬもので、手作りの看板の完成度も素晴らしく、私たちの連弾姿が描かれていて感動しました。



手作り看板と同じ色の衣装にしてみました。コンサート直後の楽屋前で

コンサート前に会員に配られる会報誌には、私たちの活動について、演奏曲や連弾についてとっても詳しく掲載してくださって、コンサートが開催される前から大いに盛り上げて頂いておりました。
 



スタッフの方々にはきめ細やかなお心遣いを頂き、演奏に集中できる環境を作ってくださいました。
 
いざコンサートが始まると、最初の 1 曲目から「ブラボー」を頂き、こんなにお客さんと最初から一体となれるようなライブが出来たのは初めて!!というほど、私たちも興奮に包まれながらの演奏でした。

ホールいっぱいの皆さまの拍手に、胸がいっぱいになりました。
 
どんな曲もお客さんたちが集中して音に耳を傾けて下さっているのを肌で感じることができ、「聴く力」の高さ、文化レベルの高さに、ただただ感動しています。
 
最高のお客様でした。
 
コンサート後に、運営委員の方が「“演奏家と聴き手が一体となれるコンサート”を目指すには、聴衆もあらゆる実演を聴き、様々な音楽を知り育っていくことが大切です。」と、お話くださいました。
 
聴衆の方々から刺激を頂きながら、コンサートを作り上げることができ演奏家冥利に尽きます。心から嬉しく思っています。



コンサート終了後の記念撮影!素晴らしい出会いに感謝です!



コンサート前に美味しい空気を吸いながら、ホール周辺を散歩しました。


それから人吉は緑豊かで素晴らしいところでした。鎌倉時代から相良藩 700 年の統治を行った歴史・文化・風習が、日本のもっとも豊かな隠れ里として「日本遺産」に認定された地域です。
 
興奮冷めず翌朝は早くに目が覚めたので、温泉を堪能し、国宝の青井阿蘇神社でお参りし感謝を伝えました。短い滞在でしたが日本屈指の美しい人吉を堪能しました。
 


水の綺麗な球磨川、人吉城跡、国宝の青井阿蘇神社、境内の鶏が元気いっぱいに雄叫びをあげていました。

プライベートでも人吉を訪れ、球磨焼酎の蔵元めぐりもしてみたいです。
 
「音楽は愛と平和のメッセージ」をスローガンに、今後も人吉労音コンサート史が築かれていくことでしょう。

またいつの日か人吉で演奏できることを心から願い、さらなる進化を目指します!
 
本当にありがとうございました。



コンサートに出演した数々の演奏家も来られた「牛車」さんで、打ち上げをして頂きました。人吉労音の方々の心暖かさ、美味しい牛乳鍋で至福の一時でした。




400年以上の歴史がある球磨焼酎と、人吉の工芸品をお土産に頂きました。球磨焼酎は、米の美味とすっきりとした後味、あ~美味しい!!


人吉に1台だけの「くまもん号」で鹿児島空港から人吉に向かいました♪



☆近々のコンサート♪

前売り券、完売間近です。
◆7月3日(日)14:00~「サロン・デュ・カンサイ」/大阪 関西ピアノ専門音楽学校ショパン・ホール(JR鶴ヶ丘駅徒歩1分)

入場料:前売り1,500円 /当日 1,800円 (ワイン・ドリンク・菓子等 込) 全席自由