あの日
会社のビルが、揺れと同時に停電になった。
埠頭中に 津波警報のサイレンが鳴り響いた。
すぐに、埠頭から出よう。
泥水が溢れだす 信号の止まった大通りを車で抜けた。
家に着き、娘達の安否確認が出来ず。
一瞬、電気が通じた。
ブログを書いた。娘達に向けて。
何度も電気は、消えたり点いたり。
TVで、大津波の瞬間を見た。
家は、余震で何度も揺れ停電した。
家の前の大通りは、夜中まで渋滞していた。
大きな大きな悲しみが 日本中を駆け巡った。
あの日から。
変りなさい と言われてるんだと思う。
私達が
変わらなければならないと思う。
犠牲になった沢山の命と
故郷をなくした沢山の人。
その思いを忘れずに
変らないと。
私達が。
前を見て。
自分を信じて。
傷付いても生きてるなら それはいつか優しさに変えよう。
泣いた分生きてるなら それはいつか強さに変えよう。
子供達の為にも
私達 大人は忘れずに 前を見て歩く姿を見せよう。
国は
皆で変えよう。
あきらめないで 変えよう。
いっぱい皆で 考えよう。
明日も 明後日も 何年も。
兎追いし かの山
小鮒釣りし かの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき ふるさと
如何にいます 父母
恙無しや 友垣
雨に風につけても
思い出ずる ふるさと
志を果たして
いつの日にか 帰らん
山はあおき ふるさと
水は清き ふるさと
東北は 本当に美しいんだよね。
戻したいよね。
前に 歩こう。