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今日は近くの薬局でキッチンハイターが安かったので、朝早く起き、いつも通り支度をして家を出た。昨日と変わらず快晴だなと思いながら、いつも通り自転車を発車させる。
僕の自転車は後輪がかなりすり減っており、そろそろ寿命かなと思いつつも、中々時間が無かったので取り替える事が出来なかった。(この時点でタイヤはほとんど溝の無い状態であったｗ)
いつも通り快調に自転車を走らせていると、目の前に宅配便が現れた。細い道であったためか、宅配便はゆっくりと一方通行道を通っている。
対して急いでも無いくせにイライラした僕は、その宅配便をぬかそうと、その細い道でスピードを出した。するとあろうことかその宅配便は、目の前で右折しようとしているではないか。
当然、タイヤのすり減った自転車で、猛スピードで道を駆け抜けている僕が急に止まれる訳がない。急ブレーキをかけるが間に合わないので、やむをえず車体を横に傾け、強引に停めようとする。
何かの大きな爆音と共に僕はその場に倒れたが、宅配便はそんなこと知る由もなく、走り去っていった。
人通りの少ない一方通行道だったので、幸いまわりに人はおらず、恥はかかずに済んだ。しかし、寿命をとっくに過ぎ、限界を超えた後輪には３～４cmの大きな穴が空いていて、中の空気は一瞬にして外に放出されていた。
By愛富瑠