こんにちは。
最近はプランのご提出がピークを迎えており、
目まぐるしい毎日ですが、とても充実しております(^-^)
今日は「居心地」について書いてみます。
最近はリノベーションの間取りのご相談を受ける事も増えてきて、
そんな時、いつも感じる事なのですが、
皆さんほとんどの方が、
「居心地」
よりも、
「広さ」を重視されるんでよね。
空間を作るときに考える事の順番が、
まずは「広さ」なんです。
前回の記事でも少し「広さ」について書きましたが、
お客様が空間に最も求める事って、
絶対的に「広さ」なんです。
いかに「広く」見せるか?
実はここが空間を考える時の
プロとそうでない人の大きな差で、
少なくとも私は、「いかに広く見せるか」
よりもまずは、
「居心地がいい空間かどうか?」
を考えるんです。
それは、
「広さ」=「居心地」ではないという事を知っているから。
極端なケースを例に出すと分かりやすいと思うのですが、
体育館って居心地よくないですよね(笑)
体育館みたいに広い家じゃありません!って思われるかもしれませんが、
空間って本当に面白くて、
真四角で、全く壁も柱もない空間よりも、
丁度いいところに壁や柱がある空間の方が、
拠り所が生まれ、居心地が向上するんです。
この拠り所をどこに、どうやって作るか?
を一番考えている気がします。
例えばこんな風に四角い空間があったとして、
「ここで一時間待機してください」
って言われたら、
どこに腰かけたいと思いますか?
角とか?
でも例えばこんな壁があったら、
ちょっと隠れられる壁の近くに行きたいなって思います。
「壁がある」=「狭さ」では無いんです。
ただ、どこにどんな大きさの壁を作るか?
がとても重要ですが、
何もない空間よりも、居心地は良くなるんです。
また、以前に書いたこの記事はスタバを例に出しましたが、
天井の高さを変えるっていうのもポイントですよね。
できるだけ広く見せたい!と思って
できるだけ天井を高く!
壁を無くして開放的に!
と、し過ぎると、
居心地の良さが失われることに繋がってしまうんです。
間取りを考えるときはもちろんですが、
例えばソファをどこに配置するか?
壁のアクセントカラーはどの壁にするのがいいか?
照明はどこを明るくするのがいいのか?
いつも考えるポイントは
「居心地の良さ」がベースです。
今日は居心地のお話しでした(^-^)