浅草フランス座劇場東洋館。

私個人として、最も好きなハコだ。

1日〜9日、11日〜19日に漫才協会の「漫才大行進」が開催される。

20組前後の漫才師達が芸を披露する。

おぼんこぼんから千崎まで、超一流もひよっこも同じ舞台に立つ。

 

私は下手の中程に席を取る事が多い。

ナイツが出る日は立ち見が出るが、それ以外だとまあ5〜6分入りといったところか。

それぞれ贔屓がいるお客さんが多く、常連仲間で話が弾む事も。

演者も客も同じ出入り口を通るので、若手が常連に感想を聞いたりしている。

演者と客がとても近い。

 

漫才大行進は、12時30分から17時までの長丁場。

3度の休憩が入る事でメリハリがついた。

コロナ禍で良い方に変わった珍しい例だ。

以前中入りが一度の頃はトイレに長蛇の列が出来たりしていたので、その点でも改善だと思う。

 

私はロケット団が1番好きなので、出ている時に来たい。

が、合わない事も少なくない。

山竹、笑組、にゃん金、ホンキートンク、宮田陽昇、おせつときょうた、ビックボーイズ、ハマカーン、なにわプラッチック、パラダイムシフトら、好きな漫才師、関心のある若手も少なくないので、それらを楽しみに行くことも多い。

直接出向いて直接見て、空気を感じる。

それには東洋館は非常に良いハコだと思う。

 

ロケット団定例集会を観に行って、翌日の漫才大行進でまた見るのが一番楽しい。

狂気と毒の渦巻くネタを、どの様に解毒するか?

が興味深く見てしまう。

 

東洋館は非常に良い劇場であり、気軽に入って見てほしい。