ロケット団定例チャンネルでは、30分弱の漫才がアップされている。

これは貴重と言っていい。

競技漫才が主流になってしまった現在、長尺漫才をじっくり見られる機会は少ない。

独演会に行くなり、浅草東洋館に行くなりすれば見られるとはいえ、昔の様にテレビで気軽に見るという事は難しい。

それを踏まえて考えると、ロケット団が長尺漫才を上げている事の意義が伝わるかと思う。

 

ロケット団の漫才は、その過激な内容からテレビには向かない。

また、舞台を大切にする姿勢もあり一般的な知名度が優れている漫才師とも言いがたい。

であるが、漫才の技量としては当代随一と言っても過言ではない。

しゃべくり漫才としては、その110余念の歴史においても稀に見る上手さを誇る漫才師。

そのロケット団の長尺漫才、しかも定例集会の舞台をほぼそのまま見られるのは凄い事だ。

 

三浦君の天才性は、漫才に精通した人には周知の事実だ。

だからこそロケット団定例集会には落語家や漫才師も多く見にきている。

倉本君は技術者として素晴らしい。

ツッコミに関しては空前絶後の名人だと思う「技術者」だ。

本来器用な漫才師ではない彼がここまで技術を研鑽した結果、誰よりも器用なツッコミを見せるようになったのは面白い。

 

長尺漫才だからこそ、その構成や表現、さらに呼吸や間に至るまで詳細に見ることが出来る。

一つのネタを2度見る事で、それらの気付きもあるかと思う。

だからこそ、若手の漫才師に見てほしいと思う。