若手の有望株、パラダイムシフト。
先日久しぶりに漫才を観たが、着実に上手くなっていると思う。
新人大賞の時にも感じたが、ネタもスッキリしてきた。
本人達は不満だった様だが、私含め客席は大いに笑っていた。
非常に真面目なコンビなので、求めるところが高いのかもしれない。
パラダイムシフトは初めて見た時和歌のネタを演じていた。
ちょっと見たことの無いタイプのネタだったので、印象的だった。
漫才協会の理事クラスの面々に彼らの事を尋ねると、皆口を揃えたかの様に「頭の良い子たちです」という。
僧侶の高倉君と、和製ウディ・アレン風の飛鳥君。
高倉君とはその後話す機会もあり、確かに頭の良さと真面目さ、人柄の良さを実感した。
人の話に関心を持ち、何かを吸収しようとする姿勢。
後に飛鳥君とも話したが、真摯に取り組む姿勢が見えた。
コロナ禍で漫才協会入会後苦労もあっただろう。
繰り返すが漫才は面白くなっている。
表現の幅も広がってきたし、高倉君のツッコミは非言語技法が上手くなってきた。
彼が密かに師と仰ぐ某ツッコミの影響は感じるが、芸は模倣から入る。
消化していずれ自分だけの色になるだろう。
パラダイムシフトはまだまだ駆け出しだし、芸も成長過程にある。
だが、私は何か光るものを感じる。
これからも応援したい。