ロケット団の漫才は非常に面白い。

三浦君のボケは近年ますます神がかり、倉本君のツッコミは強烈に強い。

初期のロケット団は面白い若手だったが、当代随一の漫才師になるとまでは予想していなかった。

ただ、この面白さは未完成なのだろうな、と漠然と感じていたからだ。

三浦君の強烈なパワーに倉本君が追従していくスタイルだと思って見ていたし、実際に初期はそうだったと思う。

 

倉本君のツッコミは、ロケット団の漫才で最も変化があった部分だ。

三浦君のボケを適切にツッコんで落とす、その正確さとタイミングは若い頃から上手かった。

これまで多くの漫才師を見てきたが、若手の頃からツッコミが上手くて驚いたのはナイツ土屋君、そして倉本君だ。

 

倉本君のツッコミは、ある時劇的に変わったと思う。

客席と対面する三浦、その三浦君に直角でツッコむ動きを発見した。

動きを取り入れたことで視野も広がり、より重さと深さが伝わる様になった。

時に観客にもツッコみ、更にはツッコミを入れた自分にもツッコむ。

是非舞台で見てほしい。

ロケット団のしゃべくり漫才は物凄い。

 

三浦君は漫才師として一種の天才だ。

異様な才能、といっても過言ではない。

ロケット団の面白さはその三浦君の作るネタの凄さにある。

それを演じる強烈な2人の個性の凄まじさが面白さを完成させる。

 

グレープカンパニー公式で、多くのネタを見ることが出来る。

見ればわかる面白さだ。

これからもどんどんロケット団の漫才を観に行きたい。