内海桂子好江の漫才は非常に面白かった。

オペラはたのしや日本酒物語等、内海桂子師匠追悼で販売されたDVDで見られるネタ。

今見ても非常に面白い。

 

桂子師匠と好江師匠の、口論とも思う様な激しいやり取り。

二人の偉大な女流漫才師が描く漫才は比類ない面白さ。

今尚女流漫才の最高峰だと思う。

 

CDでは、ネタのCDも面白いが「よそではめったに聴けない話」というのがおすすめだ。

インタビューあり、思い出話あり、エノケンの洒落男あり。

非常に良い内容のCDだといえる。

 

内海桂子好江の漫才は、もう四半世紀以上昔に終わってしまった。

好江師匠が亡くなって27年か。

桂子師匠も夏が来れば歿後4年を迎える。

ただ、内海桂子好江の残した漫才は決して色褪せずに輝いている。

 

私は内海桂子師匠には何度もお目にかかり、お話を伺う機会にも恵まれた。

今でもご主人の安藤常也氏に、年に何度かだがお会いすることもある。

著書にサインを頂いたり、手拭いやサンドイッチを頂いたりと良くして下さった。

 

残念だが内海好江師匠は直接お話しする機会は無かった。

2度ほど内海桂子好江の漫才を遠い席から観た事があるだけだ。

 

夢路いとし喜味こいし先生もそうだが、感性を形成する時期に良い漫才を見せて貰った事に感謝している。

初めて目の前で観た漫才は獅子てんや瀬戸わんや先生だった。

小学生、低学年の頃だ。

初めて観た噺家は五代目小さん師匠だった。

小学校高学年の私にとっても面白かった「花見の仇討」

楽屋で頭を撫でてくれたのを覚えている。

 

内海桂子好江の漫才は本当に面白い。