4月12日(金)、晴天。


半袖でもいける。


午前中は初心者稽古。


中国の古典の大学に


ここに在らざれば、れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもの味を

知らず


心がフラフラしてなくても、心がちゃんと稽古に向いていても、初心者の人には見れないものだ。私にとって簡単なことでも初心者の方々にとっては全く簡単でないし、真似ができない。どうしてそうなる?と不思議な動きをしてしまう。


今日は一番簡単な片手の誘いからの相手を吸い込み崩す練習をしてみたが、ほとんど動きがない単純な動作なのに全員が違うことをやっていた。でも、単純だと思うのは上級者であって、初心者にとっては難しいのだ。その感覚のギャップを指導者はわからねばならない。


解決策は何度でも見せ、何度でもやってもらうしかないのだろう。


もう一つ、稽古の場数でしか得られないものの一つに間合いがある。どのような間合いで相手を誘い、どのような間合いで相手を崩し、投げる。


とにかく初心者の初心者たる所以は間合いが取れないことである。しかし、有段者でも間合いの見事に下手な人がいる。恥ずかしいような間合いの技をわざわざYouTubeなどの動画で一般に晒している人がいる。


さあ、今から福井道場の稽古に向かおう。