合気道の話をしてると、
「そういえば、昔、何々さんが稽古来てたけど、いつの間に辞めてしまった。今まで続けていれば黒帯になっていたのに、もったいない。」
というような話がでることがあります。

その話をする時、私自身のことで思い出すことがあります。

大学生の時、五木寛之の『さらばモスクワ愚連隊』という短編で、若いジャズピアニストの話が出ており、何故かすごく憧れ、即、近くの団地のピアノ教室に通ったのです。

大学の寮に住んでましたし、ピアノもないので、大学の部活の建物の2階のグリークラブの部室に早朝こそっと入り、そこのピアノで練習してたのでした。

しかし、『エリーゼのために』をなんとか弾けるようになって、突然辞めてしまったのでした。

何故やめてしまったか思い出せないのですが、月謝が払えなくなったか、自分の才能の無さに耐えきれなくなったか、思い出せません。

しかし、もし、ずっとピアノを続けていたら、本当にジャズピアニストになってたかもしれない(ないない、と、家族は言いますが)。

あの時やめずに続けていれば、、、

そう思うこと沢山あるはずです。

続けることの難しさ、そして、しっかりと続ければ自ずと結果が出てくること、今となると自分の失敗例から簡単に導けます。