安倍氏の担当記者「襲撃現場は異例」 他の演説会場との一番の違いは
朝日 楢崎貴司
私が見てきた中でも、奈良市の演説会場は異例な環境にあったと思う。
まず、演説する場所が選挙カーの上ではなかった。周囲に遮蔽(しゃへい)物はなく、360度開けた状態。ほかの場所と比べ、演説中の安倍氏に格段に近づきやすい――。そう感じた。
安倍氏や応援先の候補者らが公開していた情報によると、6月22日の公示日から銃撃された7月8日までの17日間で、安倍氏は少なくとも47回演説した。私はその3分の1ほどの演説を見ていた。演説した場所は①選挙カーの上②建物内③演説台の上などの3種類に大別できた。
誰がこのような異例な演説会場を設定したのか
通常は、今までの例に倣い設定する
わざわざ、異なる設定をする事は無いであろう、と思うのだが