ぽんぽん、と建物が燃える音。空襲で実家の旅館は全焼した。「こんな田舎に爆弾が落ちるようだったら日本は負けるね」。母の口から出たのは思いも寄らない言葉だった〈証言 語り継ぐ戦争〉
南日本新聞社 2021/04/11 10:30
田んぼのあぜ道を歩いて帰っていた子どもたちが、機銃掃射を受けたようだった。私は水路の橋の下に身を隠し、子どもたちを呼び寄せた。8歳くらいだろうか、女の子の太ももに弾が貫通していた。「痛いけれど我慢して。お母さんに病院に連れて行ってもらおうね」と必死に慰めた。
視線を上げると、自宅の馬小屋から煙が出ていた。わらぶきだからよく燃える。「もうだめだ」と思った。
馬小屋近くには、2階建ての旅館と食事を作る小屋がある。姉は煙を見て、すぐに旅館の2階に走った。客用の大事な布団を全部道路に投げた。
その後、火は旅館に燃え移った。涙も出ない。ただぼうぜんと見ているだけだった。
旅館がぼんぼん燃えるのを見て母が言った。「こんな田舎に爆弾が落ちるようだったら日本は負けるね」。思いも寄らない言葉だった。
これが戦争?
イヤイヤ、単なる住民のみの虐殺
”田んぼのあぜ道を歩いて帰っていた子どもたちが、機銃掃射を受けたようだった。・・・8歳くらいだろうか、女の子の太ももに弾が貫通していた。”
子供を殺す快楽がある
この快楽なくしては、戦争は続行しない
これが戦争犯罪でなくて何なのだ!
米だけではないが
米は、数多くのかような戦争犯罪を続行している