現場知らない「コロナ専門家」への違和感の正体 200人超のコロナ患者治療した感染症医の疑問
岩澤 倫彦 2021/03/27 09:00 東洋経済
政府は、新規感染者数や病床の逼迫状況が解除の目安を下回ったとして、首都圏の緊急事態宣言を3月21日に解除した。だが、感染者数は下げ止まり、すでにリバウンドというべき状況が起きている。
この1年間、迷走を続けてきた日本政府の新型コロナ対策。数百億円が無駄になったアベノマスク、機能していなかった接触確認アプリCOCOA、タイミングの悪いGoToトラベルなど、国民には不信感が募るばかりだ。
一方、一部メディアが未承認の治療薬を“?奇跡の薬” と称して取り上げ、これをすぐに使用すべきと主張する専門家もいる。また、著名な外科医が独自のコロナ対策案を菅義偉首相に提言、メディアが大きく取り上げた。
コロナの治療をしていない専門家たちの動きに、埼玉医科大学総合医療センターの岡秀昭教授は違和感を抱いていた。
「第4波は来る、と考えてコロナ対策を立て直すべきです。しかし、いま注目されているコロナの情報や対策案は、治療現場との乖離があります」
コロナ治療をめぐるギャップとは一体どういうことなのか、コロナ治療の第一人者である岡秀昭教授が語った。
200人超の患者を診てきたコロナの治療現場
埼玉県川越市に位置する、埼玉医科大学総合医療センター。3年前、感染症指導医の岡秀昭教授が1人で総合診療内科を立ち上げ、現在は9人の医師が所属する。このメンバーを中心にほかの診療科医師の応援も得ながら、コロナ専用のICU(集中治療室)4床、軽症・中等症の23床で、重症患者を中心に200人を超えるコロナ患者を治療してきたという。
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%B6-%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%81%95%E5%92%8C%E6%84%9F%E3%81%AE%E6%AD%A3%E4%BD%93-200%E4%BA%BA%E8%B6%85%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E6%82%A3%E8%80%85%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%81%97%E3%81%9F%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%E5%8C%BB%E3%81%AE%E7%96%91%E5%95%8F/ar-BB1f0GOQ?ocid=msedgdhp
私の結論
惨事は裏金の宝庫
政権は、コロナ対策で適切な行動を取ろうなどとはサラサラ考えていない