レイバーネット
http://www.labornetjp.org/news/2021/0131eiga
の転載です
戦争を作り暴利を貪る人たち~映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』
村田マユコ
写真 http://www.labornetjp.org/image/2021/0131eiga
1月30日から公開されるドキュメンタリー映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』を、先行ズーム配信を昨日(1/29)見ました。絶望的な内容に打ちのめされました。武器産業がいかに巧みに政治をコントロールし、戦争を作り、暴利を貪っているか。歴史は古い。日露戦争時には、日本、ロシア双方に同じ所から武器が供給されていたという。人の命や幸福、日常を、死や破壊や血や憎悪に変えることでお金を得る鬼畜のような武器商人たち。偉そうな総理も大統領も大臣も、彼らの前には単なる操り人形のセールスマン。
どうする?私たち、「中国が攻めてくるのに備えて、日本を外敵から守るため、軍備を強化した方がいい」と思う人にこそ見てほしい。軍需産業は国を守る意思など微塵もない、私たちはいくらでも容易に思想をコントロールされてしまう、ということにいい加減に気づけ、と強い語気で言いたい。唯一の希望は、事実がここまで明らかになっているということ。もはや武器商人たちは臆面もなく「武器で儲けよう!だから戦争しよう!」と豪語しています。
あとはわたしたち市井の人間が、束になって大声でNo!と言えるかどうかにかかっていると思います。いつまで私たちは生ぬるい釜の中の蛙でいられるかな…。