15万円取り立て状」入手 菅原一秀前経産相が秘書に罰金請求
「週刊文春」編集部 2019/10/30 16:00
抜粋転載
有権者買収疑惑で、経産大臣を辞任した菅原一秀衆院議員(57)。その菅原氏が事務所内で秘書に対し、横暴な言動を繰り返し、罰金まで請求していた
長年にわたって選挙区内で香典や枕花、メロン、カニなどを組織的にばら撒いてきた菅原氏。その役割の多くを担っていたのが秘書たちだった。
「初当選以後、17人の公設秘書が事務所を去っていますが、その多くが片棒を担がされてきました。菅原氏に逆らおうものなら『私設秘書に落とすぞ』と恫喝されるので、文句を言うことも許されない」(元秘書)
「ある秘書のお兄さんが、菅原氏と関係の深い建設会社に務めていたことがあります。その秘書が事務所を辞めようとしたことがあったのですが、菅原氏が『わかっているんだろうな、お前のアニキなんていつでもクビに出来るからな』と暴言を吐いたと聞いたことがあります」
「菅原事務所では、10年以上前から秘書に対して様々なペナルティが用意されています。一言でいえば『俺に逆らったら金払え』ということ。たとえば、ある秘書が義務付けられていた日報を1カ月分出し忘れたことがあったのです。そうしたところ、菅原氏が激怒し、『1日数千円の罰金だ。1カ月分の罰金を払え』と命じ、多額の罰金を実際に払わせていました」
今回、「週刊文春」は、菅原氏が元秘書に宛てた2007年7月13日付の「賃金請求通告書」と題したA4用紙2枚を入手。そこには「車修理代 4万円」「事務所ペナルティ 5万円」などの記載があり、以下の文言で結ばれていた。
〈ついては合計15万2352円也を5日以内にお支払いいただくよう右通告致します。万が一、右お支払いなき場合は協議を致したく存じます〉
菅原は自民党議員
閣僚でもあった
特権意識から、かような行動ができるのだろうか
国会議員の特権の大きさが想像される
まして政権中枢にいるのならば、
その特権意識は”何をしてもOK”なのだろうか