ハーバービジネスオンライン 2019/06/14 15:30
(勅使川原研究員)
<文/志葉 玲>
より、抜粋して転載します
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/2万8000人を暗殺する「フィリピンのトランプ」に、日本が自衛隊装備を譲渡/ar-AACS8mv?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp#page=2
「非公式」の名目ながら5月31日には安倍晋三首相とも会談
ドゥテルテ政権のもとでは、労働環境や待遇の改善を求める農民や人権活動家などが軍や警察などによって次々に暗殺されている。
ドゥテルテ政権は、麻薬撲滅作戦の一環として、裁判や法的な手続きなしに容疑者を殺害する「超法規的殺害」を行い続けている。
政権側が認めた人数として約5000人、さらに約2万3000人が殺人を視野に入れた捜査段階にあるという
「農民や漁民、彼らを支援する人権活動家、弁護士などが昨年末までに222人も殺されています」と、勅使川原研究員
「今年に入ってからも、3月30日にフィリピン中部ネグロス島のカンラオン市で、農民14人がフィリピン軍兵士らに殺害されました。家族など目撃者は、被害者は両手をあげ無抵抗だったのにもかかわらず撃ち殺された、遺体を米袋に入れ踏みつけたなど、詳細に証言しています」(勅使川原研究員)
「軍や警察は農民や漁民のデモを監視し、堂々と顔写真入りで超法規的殺害の“標的リスト”まで町中に張り出しています」(同)
勅使川原研究員は「ドゥテルテ政権で弁護士が殺されたのは、ラモス弁護士で34人目」だと嘆く。
2017年1月、フィリピンを訪問した安倍首相は「5年間で官民あわせて1兆円規模の支援を行う」と発表している
◆「防衛装備移転三原則」に反する自衛隊装備の譲渡
日本が自衛隊装備をフィリピン軍へ譲渡していることも問題だ。
「日本とフィリピンは2016年に防衛装備品・技術移転協定に署名しました。自衛隊の小型飛行機TC-90を5機、多用途ヘリコプターUH-1Hを無償譲渡するなど、防衛協力を深化させています。