情報の力はグループを破壊できる | ジェイブログ AKBG & 坂道シリーズのファンサイト

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AKBGと坂道シリーズを俯瞰的に冷静に眺めるサイトです。
他のブログとは違う視点で考察していくのでよろしく。



前回のブログでは情報というそのものが
その使い方次第で強力な武器になると書きました。



それを見事に有機的に使いこなして結果を出したのが
指原であり、坂道シリーズだったということです。



以前ご紹介したように戦争モデルとして有名な
ランチェスター戦略論はなぜ画期的だったのか?



本来通常兵力だけなら数が多い方が勝つのが当たり前です。



ですがこの論理では兵器の力をパラメータにすることで
量*質に転換して新たな数理モデルを構築しました。



要は戦争の優劣を決定付ける要因は兵力だけではなく
寧ろ兵器の質により如何様にも変化すると説きました。



ですがこれは近代戦争の中で徐々に陳腐化していきます。



それは核兵器という究極の武器を人類が手にしたからです。



これにより極端な兵力差でも容易に戦争を勝ち抜く
そんなことが可能になってしまったわけです。



兵力差が100倍でも核兵器さえ手に入れてしまえば
そんなものを覆してしまうだけの威力を有してしまった。



ですからこの戦略モデルは近代戦争にはもはや通用しなくなりました。



一方でビジネスの世界ではいまだにこのモデルが有効なのは
この情報戦争の時代において情報こそが武器となるからです。



より他社より多くの情報を集めてそれを駆使することで
世論やトレンドを作り上げて自分に有利に働かせる。



企業同士の争いでは今や当たり前に行われていることですが
その裏側ではとても綺麗ごとではない策謀が蠢いています。



そんな中で時には自分の優位性を上げるためにステマをしたり
あるいはライバル相手のネガキャンをしたりするわけです。



こういうものを倫理的に相応しくない恥ずべきものとする風潮が
古風な価値観を持つ方々にはいまだに存在すると思います。



確かに醜いネガキャンの嵐は目を背けますし忌むべきものです。



ですが一方で過酷な生存競争を生き抜くための必要悪として
それらを許容する人間もまた社会には多いのも事実です。



だから性善説で相手に信頼だけを寄せるようだと
簡単に騙されるし利用されてしまうということなのです。



話をアイドルの世界に戻してもこの情報戦争が
ネット空間のいたるところで盛んに行われて来ました。



それを最も有効的に利用して勝ち抜いたのが指原であり
彼女を猛烈に支持して世界を変えた革命軍でした。



一方で坂道シリーズ側も徐々にこのような情報戦を仕掛けて
AKBのブランドの弱体化を狙っていくようになります。



これが盛んになってきたのがまさに分水嶺となった
2015年辺りだったというのが自分の分析です。



明らかに乃木坂の台頭のスピードや、欅坂の急速な躍進などは
巧みな情報戦のサポートを受けていたと言えます。



明らかに急速かつ巧妙でしたからね。。。



でもやはりそれを許してしまったのはAKBの運営の失態であり
自滅していく過程での避けられないものだったと思います。



世間からの偏見を敢えて買うように炎上路線を続けることで
AKBのブランドはいつの間にか誰も憧れなくなってしまった。



これは怖いもので内側にいると気づかないんですよね。。。



過去の栄光が余りにも強大だったがゆえに返って
メンバーもファンもそこに気づく機会を得られなかった。



気づいたらとっくにAKBのブランドは地に堕ちて
アイドルといえば坂道シリーズになってしまいました。



これは本当に悔しいし勿体無いことでした。



情報戦争というものを軽視しひたすらにネガキャンを
放置して開き直ったAKBのまさに自滅だったのです。



それでは、また。


以上