人間って人に流されたくないと思っても
ついつい周りの雰囲気に取り込まれてしまう。
それをブームと置き換えるとビジネスの世界が見えてくる。
要は売りたい側からするといかにブームを演出して
人を大衆化して乗らせるかというのがポイントになる。
だからあの手この手でメディアに露出させて
売れていますよ、人気ですよと喧伝する。
そういった流れに乗りたくない人間も勿論いるけど
そういった人間はそもそも対象外なんだよね。
要は同じアホなら踊らなきゃ損と思える
人間だけをターゲットにすることになる。
だからその規模を大きくするためにはとにかく
広範囲に売りたい商品を認知させる必要がある。
自分もプロモをやってマーケティングなんか
駆使しているとこの一般大衆って言葉が出てくる。
この無味無臭の空気のような存在に対して
アプローチする事の難しさってあるよね。
それよりペルソナを駆使してある程度
顧客対象を絞る方が効率的なプロモが出来るから。
一般大衆化させるというのは結構リスクであり
そのコンテンツを分かりやすく平準化させる事でもある。
それは余もすればそのコンテンツの持っていた
濃厚で面白い世界観を陳腐化させる危険もある。
そうすると本来自分の所の商品を愛してくれている
重要な顧客が離れて行ってしまうかもしれない。
だから安易に一般的などという美辞麗句を使わない方がいい。
本当は長く愛してくれるコアなファンを地道に増やす
アプローチこそプロモの王道なんだろうね。
より大きいマスマーケットに商品を売りたい時ほど
横着しないで堅実に広げていかないといけない。
そうしないと規模だけ膨れ上がって実は
ブームに乗った大衆化に食いつぶされるだけ。。。
気づいたらコアなファンは退屈で飽きて離れ
一般のブームも去って忘れ去られるだけになる。
世間一般に広めることとニッチで濃厚な領域を守る事。
この二律背反したジレンマをどう乗り越えて
どちらの支持も得られるかがまさにセンスなんだろう。
AKBを観ていると本当に参考になったり
反面教師にしたりと自分の仕事にも役に立つ。。。
前回の記事でも書いた通りファンで居続けるためには
何よりそのコンテンツへの拘りが重要になってくる。
なぜ他のエンタメではなくAKBGなのか？？
そこにファンの情熱の集約された魅力ある
グループの姿がこれからも続きますように。。。
それでは、また。
以上