となり駅の書店が

10月初旬に閉店すると知った。

そこは子どもたちが小さいころ、

お散歩ついでに立ち寄ったところである。

児童書、絵本、漫画、雑誌、

ドリル、参考書の類も

種類が豊富でとても便利だった。

何より子ども向けスペースが広く、

ゆったりとした空間がよい。


たしかに今は、

その書店へ行くことはない。

近所のショッピングモールに

大型書店があるから。

お買い物がてらに

サクッと寄れるところが便利。

もうひとつ近所の古くからの書店は、

タワマンの一階にリニューアルオープン。

以前より少し床面積が小さくなったが、

教科書の受注を扱う書店なので、

生き残っている。


新聞報道にもあったが、

近年書店の閉店が相次いでいるとのこと。

本を手に取らなくても、

スマホやパソコンで読める。

場所も取らないから、

収納にも困らない。

わざわざ書店に足を運ばなくとも

いつでも読める即時性。

それはもう便利としか言いようがない。

こうした環境が取り巻く中、

企業努力だけでは

書店が生き残れない時代だ。


しかしこの風潮は

便利さを手に入れた代償として、

何か大切なものを失った気がする。


私は紙の本が好きだ。

書店、

いわゆる本屋さん然とした店舗が

とくに郷愁を誘う。

子供のころ。

月一で発売される漫画雑誌を買いに、

自転車で本屋さんに行くのが楽しみだった。

紙袋に入れてもらい、

自転車のカゴに入れる。

ペダルを漕ぐスピードは行きよりも速い。

ガサガサと音を立てて、

紙袋から本を出すその瞬間、

印刷物独特の香りが本の存在を示す。

1ページずつ大切にめくっては、

読み進める。

だいたいいいところで

「続く」になるのが、

いつもお決まりのパターン。

来月号が待ち遠しい。

その1ヶ月後を目標に

また日々を頑張る。

そんな子ども時代だった。


紙のページをめくるという行為。

紙質や香りを感じ、

可逆性をも含む所作。

読み進めれば、

読んだ分だけ一方にページが重なる。

最後の一枚をめくるとき、

本は終わりを告げる。

だが、

すぐ始まりに繋ぐこともできる。

やはり本は紙で読むことがいい。

アプリで読むこともあるが、

読んでいる感は、

紙のページをめくることに軍配が上がる。


本屋さん。

新しいジャンルの出会いや、

お気に入りを受け取る喜びを

感じられる大切な場所。

なくならないでほしいな。



今だに持ってる高校時代に使った

山川の日本史用語集。

書き込みやマーカー記入あり。

マジで勉強したのね?

教科書と連動する参考書的なもので、

独特の紙触りとペラい紙質。

結構、すき。

こーゆーのは、

アプリにならないでほしいわー。



今日のお初。



今さらなんだけどー。

初めて食べたマックの月見バーガー。

定番のものばかり食す私だが、

なんだか今年は食べてみたくなった。

9月のお月見に連携しての発売だけど、

こうも暑けりゃ、

秋は全く感じられない。

ね!お月さまのうさぎちゃん。