随分日が経ってしまったので、記憶が既に曖昧。
なので、思いついたことだけを。。。

原作があるとはいえ、これは名作だと思いました。
小池先生、さすが潤色・演出は上手い!
音楽もすごく良くできてました。
映画は見たことありませんけれども
この舞台は日本が誇れるミュージカルだと思います。

それに、なんといっても特筆すべきは組子の使い方。
これぞ正しい座付き演出家。
歌える子、踊れる子をきちんと使い、
下級生までそれぞれセリフなり、歌なり、見せ場を与える。
見ているファンも楽しいし、出演者もやりがいがあると感じました。
(あ、それで思い出した。『情熱のバルセロナ』のあゆみちゃんの足さばきスゴかったよ~)
宙組のセンターにゆうひくんがいることに何の違和感もなし。
むしろ、組子が今までになく個性を放っているように思えました。
まだ全員揃って1作目なのに、これはゆうひくんの人徳なのかしら。
って、どんな人かよくしらないけど。(笑)

その、ゆうひくん。
茨木の時も見事なハマリ役だったけど、2作続けてヒットですね。
(これだけ似合う役が2作連続来るのはすごい強運だわ。)
気だるげで、世捨て人な雰囲気がゆうひくんにぴったり。
「そんな過去のことは知らない。そんな未来のことはわからない。」
「君の瞳に乾杯。」
こんなセリフが自然に感じられるのも、ゆうひくんのあの独特の色気があってのこと。

すみ花ちゃんはやはり凄い。
バーグマンの演じた美貌の人妻には無理があるのでは?という危惧を
見事に演技力でねじ伏せてくれました。
フランス映画って、日本人が見ると理解に苦しむことが多いのです。
男性がヒロインを譲り合ったり、平気で三角関係が成立したり
女性の心の揺れがただの気の多い女に思えたり。
でも、すみ花ちゃんのイルザはその時その時に正直に生きてきた、
リックへの愛もラズロへの愛も、違う種類で成立するのだろうなと納得できました。
やはり娘役が出来ることって大きいです。
ゆうひくんとの学年差もさほど感じず、
このトップコンビは互いに信頼しあっているのがわかります。
良いトップコンビだわ。

らんとむのラズロは出番もさほど多くなく辛抱役だけれども
反ナチスの指導者であるというカリスマ性のようなものを感じさせてくれました。
らんとむも意外にゆうひくんと相性が良い。
今までになく男役の色気を感じました。

ほくしょーのルノー。
良い役だし、出番も多いけど、そして相変わらず上手いけど
路線男役にあの胴布団はいかがなものでしょう?
(なまじ上手いだけに、専科さんがやる役との差がなくなってしまう。)
エロおやじであることを表すためには、二の線を出しちゃいけなかったのかな。
でも、ホントに上手かった。
最後のリックとの場面なんて、あまりのうまさに舌を巻いた。
(昔でいうと杜けあきさんみたいな感じだわ。)

アリスちゃんのアニーナ。
とにかく綺麗だった。そして歌も良い。
いわゆる正統派の娘役。
すみ花ちゃんも勿論素晴らしいのだけど、
このままトップにならずに終わらせるのは惜しいとつくづく思っちゃった。
カチャとの夫婦は、学年差を感じずに素直に見ることが出来ました。

そのカチャ。
エリザの時はえ???だったけど
やはりあの経験はしっかり生きているという印象。
舞台でのアピール力が付きました。
このまま育ててあげていけばいいんじゃないでしょうか。

と、今思い出せるのはこれぐらい。
あ、そうそう。
お芝居の後のフィナーレ。
どうせ二番手が歌唱指導でしょ?と思ったら違っていたのがちょっとオドロキ。
小池センセといえば、アレが鉄板だったのに今回はいいの?(笑)