茂山狂言会 秋〜八世茂山久蔵没後二百年〜 | かきぴーのブログ

かきぴーのブログ

気が向いたら更新しま~す

9/23、『茂山狂言会 秋〜八世茂山久蔵没後二百年〜』のため京都の金剛能楽堂へ。

 

 

 

今回の公演はお子様方も全員出演されてて演目も私にとっては多彩で、たっぷり3時間強、大変楽しませてもらいました。

 

始めて見る「翁」はとにかく静かに無言で始まり、いっさい笑いのない物でございました。

茂山慶和さんが“千歳”を、茂山竜正さんが“三番三”を舞われたのですが、この公演て初めて舞われたとの事。この初めてを「披き(ひらき)」と言うんだそうです。

2人とも緊張してるかなぁ~、などと親のような気持ちで見てました。

そして凄かったのが金剛龍勤さんの目力。目の前を飛ぶ鳥も落とせるんじゃなかろうか、と思ってしまうほどの眼力びっくり お顔もシュッとしててかっこ良かったし、声というか唄?も朗々とかっこ良くて、なんか異次元にいざなわれたような気持ちになりました。

 

「毘沙門」も若い二人、茂山虎真さん・鳳仁さんが出てて、これも又良かったですね~。虎真さんはほんと楽しそうな表情で演じてるのが良くって、鳳仁さんは若くても、“やっぱり小さい頃からやってるだけあるなぁ”と思わずにはいられない物を感じましたよ。

そして後見で座られてた松本薫さんの表情が、まるでこの若い2人を温かく見守っているかのようなとってもとっても優しい表情で、見ていて大変癒されました照れ

千之丞さんはさすがで、出て来ただけで存在感がある~。

そしてお子様の蓮君も、しっかりと声を出して勤めてるのがほほえましい照れ

 

「墨塗」は千五郎さんのさすがな演技、出て来ただけで笑いを取る“もっぴー”こと宗彦(もとひこ)さん、貫禄の七五三さんで安定の、いやそれ以上の面白さ爆  笑

 

最後の「鬮罪人(ぐじざいにん)」も大勢の役者さんが出演されて、最後まで見応えがありました~。

 

いや~、ここまでたっぷりと、こんなにもバラエティにとんだ演目がみられるとね、もうほんと満足満足でございましたOKOKOK

 

関係者の皆様方、ほんとにほんとにありがとうございました照れ