ええああと | かきぴーのブログ

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11/5、先週の金曜日の事、『ええああと』のため京都の金剛能楽堂へ。

 

 

 

私的には“長唄”って?と、いまいちピンとこなかった。ネットの動画でも聴いてみたけど、“ん~~”な感じ。

ところがどっこい、実際は唄はなく演奏だけだったんだけど、カッコ良かったグッド! 鼓の人が「よーーっ!」っとか「ほーーっっ!」とか言うのが又いいんだよね。まぁ、これは全くの個人的好みだけど、私は大好き音譜

 

三味線の方々は有名な方や優秀な方がいらしてみたい。杵屋勝七郎さんは東京での仕事を終えて新幹線に飛び乗って来られて、そしてまた公演後に東京へ帰られるというハードスケジュールだったそうであせるす、すごいなぁ。

弾いてる時は無表情で微動だにもせず。でもトークの時には皆さんくつろがれて、普通に柔和な顔では話をされてギャップがすごい~。私としては、よくあんなに微動だにもせずビシッと座ってられるなぁと、それが驚き。ほんとに1ミリも形を崩さない感じで「ビシッ」だからね。考えられんわ。

そんな緊張感を持っての演奏は、そりゃ素晴らしかったですよ。かっこ良かったの一言。

 

落語も楽しませてもらいましたニコニコ 最後の最後でのオチがいい話だったね。

 

狂言もね、めちゃくちゃ面白かった爆  笑

先代千之丞さんが作られた狂言なんだけど、これは「今昔物語集」や「宇治拾遺物語」の中にある話から作られたようです。

 

話の内容がめちゃ面白い。

主人公は「平中(平中)」というモテモテの男。でもこの男がどうやってもなびかない女性がいて、狂言の中では「侍従」と呼ばれてた。

で、「恋が叶わぬなら、どうにかして忘れたい」と平中が考えた事が凄くて。なんと侍従のウ〇チを見たら恋も冷めようというもの(爆)。

そして家来に言いつけて侍従のソレをが入った入れ物(トイレじゃなく入れ物にして、それを下の者が捨てに行くスタイルだったよう)を盗んでくるのだけど、、、、なんと入り物は金蒔絵がしてあり、中も良い香りがして、、、ウ〇チは入って無かったんですね。侍従は平中より1枚も2枚も上手だったという事なのですね。

 

ちょっと調べると「宇治拾遺物語」には、これと似たような、とんでもな面白い話がたくさんあるようで、図書館で借りてみようと思う(笑)

 

この度の狂言は、このオモロイ内容が更に面白くなる演出で、もう楽しくてしょうがなかったですよ爆  笑 これでチケット代3800円(前売り)って。。。ありがたや~ありがたや~。

そうそう「蓬(よもぎ)」という童女の役を鈴木実さんがやったんだけど、大の男が、失礼を承知で言わせてもらえば“おっさん(いや、かっこいい方なんですけどね、敢えて)”なのに「えーーっ!?」っていうくらいホントに童女っぽくて、そしてめちゃくちゃ可愛くて(爆)。&台本にない?事もやって笑わせてくれた爆  笑 

 

いっぱい笑って、気分も上々なひと時だった音譜