狂言 傳の会(千五郎 茂 兄弟会) | かきぴーのブログ

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おととい9日の月曜日、『狂言 傳の会(千五郎 茂 兄弟会)』のため京都の金剛能楽堂へ。

台風が来てたけど直撃はしなさそうだし、空模様から大丈夫と思い出かけた。

しかし考えが甘かったようで、京都に着いたら風が凄かった。雨はさほどじゃなかったんだけど、折り畳み傘を広げたら、傘の骨が折れるかと心配になるくらいの風の勢いだった叫び

 

 

 

 

 

この『傳(かしずき)の会』は若い狂言師を育んでいくための会で、当主の茂山千五郎さんとその弟さんの茂さんで作っているもの。

 

お子さんが登場する狂言は初めて観たけど、いや、いいもんですね。

お子さん方、とにかく一生懸命でかわいいったらラブラブ たまにセリフに詰まったり、言い間違えたりもあったけど、それもご愛敬だよね。

 

小さい子はとにかくかわいいし、大きいお子さんになると「おっ!」と思う上手さで感心したり。

一緒に舞台に出てる大人の役者さんは、どんな気持ちで演技してたのかなぁ。「そのまま頑張れ!」とか「あ、噛んだ。落ち着いて!」とか思ってたんかなぁ。

私も親が見守るような気持ちで&微笑ましく観させていただいたわ。

 

最期の『武悪』、これは見応えがあった。

初めの方、舞台の上にピーンと張りつめた空気が漂ってて、緊張感が半端なかったあせる 千五郎家以外の参加者、茂山忠三郎さんの切れ味鋭い雰囲気、茂さんの迫力、そして何も言わずに立ってるだけの千五郎さん。この3人の作る緊迫した空気感が、ほんと凄かった!!

で、これは真面目な笑い無しの狂言かと思いきや、最後はホワッと笑いで締めくくられるという。結構な大曲だったので、この最後の終わり方は、観てる方が疲れなくていいなと思った。ずっと緊張しっぱなしは、観た後疲れそうなんで。

そしてそして、特筆すべきは茂さんの渾身の演技ビックリマークすんごい迫力に息を飲まれながら観たわびっくり

 

それから最後の歌。

逸平さんと鈴木実さんのお二人。かっこよかった~~ラブ あの歌声は、ずっと聴いていたいドキドキ

 

お子さん達、今後どの様な狂言を観せてくれながら、大きくなっていくのかなぁ。それを観るのも又楽しみです音譜

 

公演とは関係ないけど、終わってから帰り、めっちゃ疲れた~~~汗汗汗

台風の影響で、JRのダイヤがめっちゃ狂っててね。乗れたはいいけど、途中の駅で1時間くらい?とか何十分とか止まってね。何でも先の電車が駅の手前で詰まってて、なので信号待ちって言ってた。

ゆえに普通なら約2時間ほどの乗車時間なのに、今回は5時間かかった~~~叫び

 

でもね、駅や車内のアナウンスでJR職員の方が「遅れて、ご迷惑をかけてすみません」と何度も言ってたんだけどね、私はこの謝罪はなくてもいいと思うんだよね。

だって、台風ってJRのせいじゃないもん。

私からしたら、むしろこんな状況の中、よく動かして下さったとお礼を言いたいわ。おかげでなんとか家に帰れたもん。

JRとは仕事で関わった事もあり、その時には「?」と思う事多数だったけど、それはそれ、これはこれ。この時間の正確さや、こんな台風の中でも頑張ってくれる仕事ぶりには、ほんと脱帽。関係職員の方、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。