いたーーーーーーーーーーーーーーい!!!
ドクターが私のおまたに手を入れて、赤ちゃんの頭を回転させようとしています…
5時間が経過しようとしている、この状況で…
やめたいただきたい。
赤ちゃんは頑固なまでに態勢を変えてはくれませんでした。
そうしているうちに、陣痛の感覚が少しあいてきました。
その間、私の意識は完全に飛んでいました。
助産師さんの呼びかけに我にかえり
痛みに耐え
意識が薄れていく…
あまり、いい状態ではなくなってきたようです。
赤ちゃんの推定体重は2800g
子宮口は8.5㎝
お産の態勢とってみましょう!!
ついにその時が来ました。
気がつけば、周りにはドクターが4〜5人
助産師さんやナースさんも5〜6人はいたでしょうか…
担当の助産師さんは、胎向異常の赤ちゃんを下からとりあげたことがないと…
どう回転させればいいの?
え?こう向いてるから、こう?
ん?こっち?
なんて会話がまたしても繰り広げられていました。
その時、病衣ははだけ、髪は山姥みたいにボサボサで、朦朧としている私を見兼ねた他の助産師さんが
もうちょっと、もうちょっとで産まれるからね!
頑張ろうね!
と、声をかけてくれました。
私は、思わず
ほんまに?ほんまにもうちょっと?
と、結構強めに言ってしまいました。
大丈夫、もうちょっとですよ!
と、言ってくれて、ちょっと安心しました。
そこからは、思う存分いきめます。
この、コロナ禍、みんなが孤独に出産を迎えるというのに
私は、こんなに大勢の人達に囲まれ、見守られ、声を掛けてもらいながら
必死でいきみました。
少しずつ、赤ちゃんが降りて、子宮口が開く感覚がありました。
吸引分娩や緊急帝王切開の可能性もある、この状況。
ここまできたら、なんとか、無事に産みたい。
血管が切れるんじゃないかと思うほどいきみました。
あ!いい感じ!
頭出てきた!
総動員で声を掛けてくれます。
そして…
15時31分
無事に、2998gの元気な女の子を出産しました。
となれば、すっきり爽快!
はぁーー疲れたーーもういやーー
その時です…
こんな事なら、朝10時の段階で産ませてあげればよかった…
と、言いかけた助産師さんの言葉に被せて、
それは…そんな事言うたら…
と、ドクターが。
聞いてもたがな。
もーーーーー聞いてもーたやーーーん!!
長い1日が終わりました。