レッスンは、生徒さんのペースで
進めていきます。
特に幼児さんの場合は個人差があり、
リズムを読んで、音を読んで、
指番号を確認してピアノを弾く。
沢山のことが最初はうまくかみあわないことも
よくあります。
リズムカードや音あて、音よみだけなら
すらすらできるけど、
ピアノを弾くときは少し難しいと感じて
ずっとうまくいかない生徒さんがいました。
できない時はおしゃべりをして
気分転換したり
生徒さんの様子を見ながら
進めます。
たくさんお話しすることも大切。
どんなことが好きなのか尋ねたりします。
色を塗るのがすき。
じゃあ、できたら色を塗っていこう。
数を数えるのがすき。
20くらいまで数えられるよと教えてくれたら、
じゃあ、音の名前をよみ、
いくつ弾くか数えながら弾いてみよう。
いろいろなことをやってみて
少しずついろんなことがつながる時が
きました。
どんなアプローチが
その子にとってわかりやすいか
を考えることも自分の仕事。
生徒さんをうまく導くことができれば、
やったー!
の気持ちになります。
「あたまで考えて目や耳や口や手や指、
いろんなところを使って、ピアノをひくよ。」
と伝えると、
「ふーん ほんとやな
においはないから鼻はつかわないね。」
「そうやね。鼻以外、ぜんぶつかおう!」
「えーぜんぶ?」
そんな話もしながら、
楽しくレッスンしています。