令和元年は
私の人生の中で最悪な年であってほしい。
喜ばしいこともあったけれど、それでもプラスにはならない。
新しい年になれば、この不運が断ち切れると願って迎えたけれど。
鉛のような体と心を解いたのは、夫の言葉だった。
12月31日
娘が外泊をした。
無断ではないけれど。
20歳過ぎの娘だけれど、友人宅に泊まるのは、
夫の不機嫌のなるのがわかっていたから、止めた。
そして、娘も私も夫には言わなかった。
元旦の朝。
夫は激怒した。
お前が全部悪い!
恨みつらみの罵詈雑言に私の心は軽くなった。
そうだ、私が悪いんだ。