イスラム教徒ではない彼女が
イスラム教を知るために読んだ本には、
男女は平等だと書いてあったが、
次の行には
男と女は別のもだと表現されていたそうだ。
彼女は戸惑った。私も、そう。
親しい人が亡くなって、
嘆き悲しむという人間に与えられた自然な感情を持つことに、
躊躇しなくてはならないのは、なぜなんだろう。
神様を恨んではいけないのはなぜなんだろう。
それを飛び越えて、
神様に感謝しなくてはならないのはなぜなんだろう。
夫がやきもちを理由に
妻の行動を制限するのに、
男に重婚を認めるのはなぜなんだろう。
いたるところに存在するゆがんだフィルター。
ゆがめない 私 が悪いんじゃない。