振り返って。
ばりばりのおひとよしだった。
残留中国人や在日の人やその他アジア出身の外国人にも
日本人としてもっと良くしてあげたいと・・・
もとい、
自分が加害者日本国人であることが、
うしろめたく申しわけないぐらいに感じていたことが、あった。
それらは結婚前には私の根本にあったと思うけれど、
命を賭けてまで尽くしたいと思うほどではなかったんだ。
今思えば薄っぺらな同情論だったかもしれない。
深くはないんだ。
手を汚してまで何かをしてあげたいとは思わない程度。
そのままの勢いで突っ走って、
私はもろに泥をかぶってしまった。
泥をかぶった人間は、
汚いだけじゃなく、強くもなれるみたいだね。
命を賭けても、
枯れた手でも、
彼等の腐った心根をぶった斬ってやりたい。
彼らは過去の悪行を
”今は改心して熱心なイスラム教徒になった”と
仲間同士で宗教を免罪符にしようとしていることが、許せない。
薄っぺらなパフォーマンスで済まされるほど
日本人女性の一生は軽くはないのだから。