断食はもはや大ガマン大会となりさがった。
支えているのは信仰心によらない私の意地のみだった。
そして、止める決断のできない私の頭は夕方には、痛くなり、声はかすれた。
日常の仕事だって、満足にこなせやしないじゃんか。
神を慕うどころか、
満足に食事をとれない貧しい人々を思いやる気持ちだって ,
皆無。
面倒くさい宗教を家庭に持ち込んだ夫に対しては、
普段より低い声でぞんざいに話しをしていることに気がついた。
ラマダンに狂う男に従うだけの私には、
なんの善行も積まれないであろうこの月に、
午前2時40分のアラームは、明日も私を起こすでしょう。
青い空の低いところ。
自衛隊のヘリが並んでる。
じーじーじーとアブラゼミ。
一時間に一本のバスに
ぎりぎり乗り込めたラッキーで、
私は満足しちゃったりしてる。
たくさんの嘆願書が法務大臣の下に届きますように。