国際電話の受話器から罵詈雑言があふれてた。

 

はぁ~~・・・と思いながら、「「(はい)はい・・・」と小さく私は途切れ途切れに言葉を落とす。


「ごめんなさい」と言わないと、この場は済まないだろうから、

受話器の大声に触れないように、そのまま流して、

しょうがないから、言ってみた。


激昂している夫に口を挟むことは、とても危険なことなんだ。


新しい夫対処法を見つけるために、口答えをしようかしら・・・と頭をよぎったことも事実だったんだけれどね・・・

これ以上話しを長引かせることが、ただ億劫だったんだ。


ガチャンと一方的に切られた電話の受話器を持って、遠くを見つめて、ため息をつく。



何度も何度も私の留守中に掛けられてきた国際電話の内容はいったい何だったんだろう?




友人に会うために、午前9時に家をでて、午後7時過ぎに家に着いただけのことじゃない。



結婚してもう20年になろうとしているのに、何で俺が嫌がることをするんだ!って、


俺がいないたった10日の間で、断りもなしに何で勝手な行動をするんだ!って、


怒鳴られてもね、

私の心はびびらない。

けれど

胃が痛み、お腹が緩み、食欲が失せて、足には力がはいらない。



あんたは1ミリたりとも変わっていない。

大きなサイクルを描いて元に戻っただけ。


ブログを書かなきゃいけないのは、あんたの方かもしれないね。