かんこさんの了解をいただきましたので、

2月8日に届いた私宛の個人メールをこちらに載せさせていただきます。





アイシャさま
人の心に土足で踏み込んだ私の甘さがありました
基本的に取材というのは いかにして取材される側と取材する側の信頼関係を作るかということにあります。
ドキュメンタリーというのはドラキュラのように人の血を吸って蠢く怪物です
でも それで何を伝えるかは作り手の姿勢の問題です。
マスコミにこんな非常識な人がいたのかと思われるようでは失格でしょう
でも 長いことこの仕事を続けて来たのは それをちゃんとやって来たからだと自分では思っていました
障害者、ひきこもりの青年、ボスニアの難民、強制退去になった不法滞在者。
そのときどきにその人たちに心の全部を開いて 相手にも信用して貰って番組にして来ました。
取材のお願いというのは すぐにカメラを回すことではなく そうした信頼関係を作るために
メールのやりとりをしたり、出来ることなら一度はお目にかかって こういうことならいい
これは駄目というようなことをよく話し合って その上で大筋の企画を仕上げて放送局に提出するというお願いです
言葉足らずだった部分もあると思います
国際結婚や離婚に関する本やブログもいくつか読みましたが、アイシャさんのブログが一番響きました
基本的に私は外国人を締め出したいというより 島国で外国人とつきあう経験が少なかった日本人が
他民族化して行く中で起こるさまざまな問題をどう解決して行くのか 法整備にも問題があると思います。
ただし そういうことを主張する番組でも 問題を提起するためには 現実の体験者の生活や話を
映像化する必要があります。先にシナリオを作って それにあわせてご主人にカレーを作っていただくというような
手法ではなく、どうしたらここにある問題を本当に理解して貰う映像が出来るのか じっくりご相談したいと思いました。
テレビ局のプロデューサーの頭は熾烈な視聴率競争をいかに勝ち抜くかが優先ですから 何もかもが
私の思い通りにはならないけど でもその間に入って取材される方の信頼を裏切らないやり方で
番組を作ることはお約束します。イスラム教に対しても誤解を招かないように友人のイスラム教徒にチェックして貰います。
長くなってごめんなさい。 よろしくお願いします。