近頃、私は苛立っている。


新潟から戻ってきた義理の弟は数日の同居ののちに、

近所の仕事場のプレハブに住むことになったから、

ストレスを感じることはなかったのに。


夫に怒られながら仕事をこなしていた彼だから、

夫と外で会うことはあっても、

ここの家には寄り付かなくなっていた。

それはよそよそしいほどに。


夫があちらへ行ってから、

国際電話をかけるために、

用事を告げるために、

彼はやってくるようになったのだった。


食事時にやってきたときは、食事を用意しなければならなくなった。


いつも来るわけではないし、

食事を要求されるわけではないのだけれど、

とりあえず食事の有無を聞かなければいけないという、

私の勝手な気負いがあって、彼をうっとうしいと感じ始めている。


献立を考える時にも彼が突然来たときの為の食材のことが頭をかすめるようになっている。


彼と目を合わせたくないために、

ビーズ手芸の手を休めない私。


自分の心を醜いと感じながら、

明日は来なければいいのにと願ってしまっている私です。