”ゴールデンウィークにどっか,行ったんだって?”


とぼけた、私の第一声は ”え?” だった。


確信しているであろう彼にはこれ以上のカムフラージュは絶対の絶対無理だから、


あらましを伝えると


”フ~ン。だれに聞いたの?俺に断ったっけ?あんまり調子に乗るんじゃないよ”とにらまれた。



ああ・・・・自業自得なんだけれど・・・この一件がなかったら、


私は今日はかなり優位な立場にあったんだ、ああ・・・・。




だって腹を立てていたのは私だったから。



午前中によそからの伝言を夫の携帯に伝えた後に、


電話を切ったら、


ベルが鳴る。


受話器の向こうの夫が怒ってた。


”???”


”なんで話の途中に切ったんだ!友達とは延々と何時間でも話すのに、何で俺との話が終わってないのに電話を切った!”


受話器を持ちながら・・・でも・・・そんなに怒鳴られることでもないと思っていたし、


なにより、私は友達との長電話の最中に夫の電話をキャッチで取ったわけでもないから、


夫の怒りがまったく理解できなかった。


だって、夫が電話を切ったと思ったから、受話器を置いたんだもの。



だから、その数時間後の”これから帰るから、昼ごはん作っておけよ”コールにも、


感情を込めないで会話をしていたのは、私だから、


夫にも私の不機嫌さは伝わっていたと思ってる。



今日こそは、長電話の濡れ衣ととその乱暴な電話について


堂々と話をつけようと思っていた矢先だったから


出鼻をくじかれてしまった・・・ああ・・・




でも・・・でも・・・でも・・・これで彼の雷が終わったのだとしたら、


あくまでも,仮定の話なんだけれど・・・



私の勝ち????



もちろんもちろん、同じことはしないと肝に命じたのはいうまでもありません。





ご心配をおかけして申しわけありませんでした。


                               深い反省を込めて・・・・あいしゃ