年末に切れてしまったパスポートを作れと強要された。

忘れた振りをして写真を撮らないでいたら激昂された。

○○国に行くためのパスポートなんて・・・いらない。

夢も希望もないパスポート。

精神的苦痛、もよおすであろう下痢、子どもを海外に拉致される不安を考えたら、かかる費用をどぶに捨ててしまった方がよっぽどマシ。

申請書の渡航予定年月日に独断で未定と記入した。
係りの人の確かめに”8月に行きたい”と答える夫の横で、”そういう魂胆だったのね”と直接夫に聞けばいいのに、自分の運命が怖くて聞くことができなかった答えを第三者との会話に見つける状態というのは、もはや普通の夫婦の形ではないのでしょう。

夫が一括して管理する家族全員のパスポートは、○○国を訪れた時には母の秘密の場所に、帰りの座席はいつも空白のままの2ヶ月オープンの飛行機切符とともに、人質のように保管されるのです。