一番恐れているのは血族結婚。いとこ婚は当たり前。いとこ婚同士で生まれた子供同士も又いとこ婚というのもよくある話。
血が濃くなるから体の弱い子だって生まれるよ。でも体の弱い子どもが生まれたことと血族結婚には彼らにしてみれば関係のないこと。神様から授かった子どもが体が弱かったということ。それ以上でもそれ以下でもない。

同国人で騙しあう彼らは他人を信用しない。
だから気心しれた親戚に自分の子どもを託したい。
○○国では娘が嫁ぐ時に莫大な持参金を持たせなければならないけれど、気心知れた親戚ならば赤の他人の家へ嫁がせるよりは持参金も少なくて済む。

けれど、親戚どうしなら仲が良いかといえば・・・答えはノー。
時には嫁に出した娘が人質のようになることもある。
とっても血が濃い彼らたち。近くにいすぎれば衝突しいがみ合い憎みあうのにそれでもつるんでいないと落ち着かないらしい。

日本のビザを持った子どもは狙われる。当のいとこが好きかどうかではなく、彼らの両親が鵜の目鷹の目で狙ってる。
私がとんだ勘違いをして迷い込んだ暗黒の世界。せめてせめて子どもたちは逃がしてあげたい。
利用される絶望から、彼らを救ってあげたい。