義母は面白くないだろう。

 

日本人の嫁をもらったばっかりに、自分の大事な息子は遠い日本に住んでいる。

 

彼女は同居をしたかったはず。息子と嫁と孫たちと。

 

家に閉じ込められる女たち。

 

自分が外に出られないから、人を呼ぶ。

 

 

 

 

 

○○国に置いていかれた2人の子どもを日本に連れて帰るために、4ヶ月同居をし、過ごした。

 

帰るときに妹たちに言われた。

 

”この子達を連れて行かないで。日本に行ったらだめになってしまう”

 

私が迎えに行った時,小学一年の息子は今まで自分で身支度ができたのに、ボタンをかけることができなくなっていた。長女はバイク事故のせいで足を骨折していた。

 

 

夫が子どもたちを置いてくると決めた時、私に言ったことがある。

 

”お前よりオレの妹たちの方がずっと上手に育てられる”と。

 

 

あの人たちは普通に言う。”1人ぐらい置いていきなさい”と。

 

 

 

 

 

地方都市に住む、雑貨屋を営む、義理の姉の夫は言う。

 

日本に住む私たち夫婦に向かって、

 

”お前たちは金がそんなに大事なのか?日本にいれば金が入るけれど、大事なものは金じゃない。みんなが一緒に楽しく笑って過ごすことのほうが本当の幸せなんだ”と、偉そうに。

 

 

 

・・・・私は金のために日本にいるんじゃない。あんたの国にはとてもじゃないけれど住めないよ。何度も来たけれどどんどん嫌いになっていく。私の住めるような国にしてよ・・・・

 

 

そして彼は夫に懇願する。

 

”私の息子を日本に連れて行ってくれ。身元保証人になってくれ。まとまった金が欲しい”と。

 

夫に彼の言っている言葉と懇願の矛盾をつくとこう答えた。

 

”大勢の人が日本に出稼ぎに来ているんだ。1人ぐらいオレの甥っ子が、日本に出稼ぎに来て何が悪い!”

 

 

 

 

道理なんて無い。

 

 

 

 

 

喧嘩にしろ争いにしろ、どうしてそうなったか・・・どうすればよかった・・・なんて意味がない。

 

 

当事者がより自分に血縁的に近いのはどちらかで、敵と味方が決まる。

 

 

理由じゃない。

 

 

日本人の嫁は一番遠い血縁であるということを忘れないで。