夫は私が外出するのを快く思っていない。仕事柄不定期に帰宅する夫は、私が家にいないと不満らしい。たとえ、事情を説明してあっても、食事の用意ができていたとしても。

友人の送別会に一ヶ月前から参加させて欲しいとお願いしてあっても、当日の朝に突然どうでもいい用事を言いつける。帰宅時間にあわせて始まる午後7時の大掃除。行かせてもらった私は文句も言えずそれに加わる。
そして外出をするととんでもないことになると身にしみる。

第三者を交えての会話中にどうでも良いことに夫が嘘をつく。喉元まででかかる自分の言葉を飲み込む。私の知ってる本当のことと夫の嘘がかち合わないために、無口になる。

相手かまわず喧嘩をする夫。例えば車線をふさいで渋滞を起こし路上に降りて相手の車に近寄り大声でわめく。たしなめる私を睨みよけい声を荒げる。だから恥ずかしさをこらえながら下を向く。

私の世界を狭めたのはアイツ。