ひさびさにSUVの購入を決めました。
9月に年次改良の入る予定のLEXUS RXではなく、マセラティー・アジアパシフィックCEOがイタリアのまだ知られていない宝石!と呼称したマセラティー グレカーレというクロスオーバーSUVです。
マセラティーは上の写真にあるマセラティー3兄妹が始めたレースカー車両メーカーです。創業は1914年。トライデントマークはデザイナーだった兄弟の一人がデザインしたそうです。
レースに参戦することで名前を知られていったメーカーでした。
これに決めるまでにはいろんな車種を迷いました。
LEXUS RX500h Fスポーツパフォーマンス
メルセデス・AMG GLC43 4matic
メルセデス・ベンツ GLE450d 4matic
レンジローバースポーツ
ポルシェ マカン ターボ
そして最後に検討したのが、マセラティー グレカーレでした!
グレカーレとは、イタリア地中海に吹く「北東風」という意味とのこと。
グレカーレには3車種あってGT モデナ トロフェオ
GTとモデナはマイルドハイブリッドの4気筒
トロフェオは90度V6 DOHC3リッターツインターボです。MC20というマセラティーのスーパーカーから100ps デチューンしたエンジンを搭載していて 最高速度が 285km/h、0-100km/h 3.8秒という快速です。
九州にはマセラティー福岡にしかディーラーがないので、ここでみてもらうためにディーラー車である必要がありました。
全国探したところ、カーセンサーにてマセラティー名古屋インターに、3,000キロ低走行のワンオーナー車がみつかりました。
2026年11月まで車検がある車で2年4か月の余裕があります。
おそらく前オーナーさんは、この車のサスの固さに家族が不満だったのか?
アクセルONでのエンジンレスポンスに驚いたのか?
ほかに欲しい車が出てしまったのか?
そのあたりなのでしょう...。
車名 『マセラティー グレカーレ トロフェオ』( トロフェオとは、レースの勝者に贈られるトロフィーのことらしい )
右ハンドル 8速AT
AWD
エアサス+可変ダンパー制御(コンフォート、GT、スポーツ、コルサ、オフロード)
エアサスのため車高は -15mmから+35mmまで50mm変化します
LSD付
ブレーキバイワイヤー(この技術は微妙なタッチコントロールが必要だが?)
車重2トン(2030kg)
パノラマスライディングルーフ付
最小回転半径 6.2m (今流行りのリアステアがついていませんので)
ADAS(レベル2)付
アンビエントライト(数パターンのみ)
イージーエントリー付き
この車に決めた理由はエンジンでした!
MC20からのデチューンとはいえ、530馬力、620Nmを発揮
マセラティーオリジナル開発の副燃焼室を採用するF1テクノロジー由来、イタリアの至宝エンジンを搭載しているところに、まずは注目しました。
そして価格です!輸入車はこのところ値上がりしており、この車もいまは発売当初よりも本体価格が160万円余りお高くなってしまってます。
それが、3、000キロ走行しただけで、税込み400万円も発売当初価格より安価に購入できるのですから、お買い得です!(無事故 修復歴なし カーセンサー認定車)
サーキット走行したような形跡も見当たらず、タイヤ溝も十分残っています。
オプションは以下がついていました。
メタリックペイント(ネロテンペスタ) 15万円
フロントシートベンチレーション 12万円(0)
4ゾーンエアコン (0)
リアシートヒーター 7万円(0)
ヘッドレストトライデントステッチ 6万円(0)
INOXスポーツペダル 4万円
ヒーテッドレザーステアリング 4万円(0)
カッパーカーボンインテリアトリム 6万円
ヒーテッドウインドシールドウオッシャー(右ハンドル車では標準)
14方向電動調整式スポーツ・シート(日本仕様では標準)
アダプティブ・LED・ヘッドランプ(日本仕様では標準)
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54万円相当(実費25万円)
上記(0)はトロフェオでは標準装備でした。
グレカーレは全車フルグレインレザー(高級な牛のなめし皮)が貼られています。
室内空間の質感が高いのが乗ってすぐにわかります。
トロフェオははじめから装備が満載なので、これ以外にはスピーカーが7個増えるハイプレミアムサウンドシステム 33万円
くらいです。(標準でも日本仕様には14スピーカーのプレミアムサウンドシステムはついてます)
グレカーレは音響空間がすばらしく室内静粛性が高いとのことでした。これは言い換えると車の剛性が高いことを示しています。なのでイタリアの有名ブランド ソナス・ファベールの3Dサラウンドシステムが耳に心地よいとのことでした。
大きさは 4860x1980x1660
ホイールベースは 2900
燃料タンク 64ℓ
となっています。
車両本体価格 1520万円 (残念ながら現在は新車で買うと1683万円と値上がりしています)
マセラティーの新開発エンジンはF1の技術だが詳しくは下記2つの記事を参照してください。 ↓
①
②
とにかくこのレーシングエンジンを搭載したSUVなのだから強烈な乗り心地のスーパースポーツタイプのクロスオーバーSUVなのです。市販車のトロフェオはドライサンプではなくて、ウエットサンプに代わってますが。
「マセラティが開発した3.0ℓ90°V6DOHCツインターボは、「マセラティ ネットゥーノ (Nettuno)」と名付けられた「100%マセラティ、100%メイド・イン・モデナ」のエンジンだ。マセラティ技術陣が開発した未来型エンジンで数々の国際免許を取得しているという。(Motor-Fan.jp 2020.7.2記事より抜粋)」
エンジン名のNettunoとは英語表記でネプチューンのことで、いわゆるローマ神話の海神です。トライデント(三又の鉾)を持っているあの海の神です!(ギリシャ神話でのポセイドンという海神と同一)
イタリア ボローニャの広場に像があるらしいです
↓
またこのトライデント(三又)マークは3つの社是を表現しているそうです。
1,エレガンス
2,ラグジュアリー
3,パフォーマンス
の3つです。だからマセラティーの車はすべてこの3つを満たすべく設計・製造されるのです。
-------<以下購入店のマセラティー名古屋インターより転載>-------
フロント下部スポイラーと両面のサイドシルにもカーボン製があしらわれている
↓
リヤディフューザーはオール・フルカーボン製
↓
エンジンはフロントミッドシップに配置されてますが、トランスアクスルにはなっていない様子です ↓
AWDなので、前後トルク配分が 前:後=0:100から 50:50 まで変化します
V6ツインスクロールターボのネットゥーノエンジン
↓
ラゲッジスペースはトロフェオで570リットルあります。
電動テールゲートなのですが、キックセンサーはGTとモデナのみです。
↓
リヤシートは、4:2:4でワンタッチ可倒式です。真ん中だけでも倒せます。
↓
ブレーキはブレンボ製の対向ピストンブレーキで前6、後4ポッドで
ローターは 前360mm、後 350mm
↓
タイヤ 前 255/40R 21 後 295/35R 21
メーターは12.3インチフル液晶 ヘッドアップディスプレイも備える
↓
操作はほぼデジタルで行う。中央12.3インチ+8.8インチの液晶画面
ステアリングの左右ボタンでも操作できる
ステアリング右下のダイヤルを回してドライブモード変更。ダイヤルの真ん中を押してサスペンションのハード・ソフト切り替え
ダッシュ中央の時計は液晶で、時計として3パターン、ほかに方位計、gメーター、ブレーキ/アクセル開度、など表示の仕方を選べます
TVはついています。Bluetooth接続で音楽やiPhoneアプリも表示できます
ナビは使えるものに仕上がっているようです
↓
開口は大きく開放的。チルトも可能。オープンも可能です。
音声コマンドも受け付けます(ヘイ!マセラティー)
↓
燃費は高速道路巡行ではリッター10km以上でるらしいので高速ツアラー遠出用となります。乗り心地もスピードに乗った状態のほうが良いらしいので。
街乗りだと8km前後です。街乗りだと段差乗り越えでガクンとくる様子です。
スーパースポーツSUVなのだから街乗りの心地悪さなんて気にしません!笑
ワインディングや高速道路で踏むことに期待しています!笑
(追加情報)
ある自動車ライターさんの記事に次のようなものがあった。
『ギヤセレクターは、ダッシュボード中央部のプッシュボタン式だ。これはあいにくちょっと使いにくい。私が慣れなかったせいか(押し方が悪いせいか)反応が鈍いのだ。とくに「ドライブ」と「リバース」を交互に操作しながら車庫入れをする場面では、すこし焦った。』
↓
この件に関してだが、以下のようなちょっとしたギミックを知っておくと便利!
いちどRボタンを押して駐車を開始した後は、
ドライブにいれるときは、右側パドルシフトを1回引く(だめならDを押す)
リバースに入れたいときは、左のパドルシフトを1回引く(だめならRを押す)
これだけで、車庫入れがかなり簡単になります。
(余談ですが両方のパドルを同時に引くとニュートラル)
ただし、このギミックは2022年から2023年モデル初期までの車には可能らしいけど、2023年後期と2024年モデルからは使えなくなったそうです。
このように、昔 マセラティーといえば、ほぼ何にもついていませんでしたが、いまのマセはステランティスグループの一員となってから、市販車造りにも本腰をいれはじめているのでした。
(追記)ステランティスグループ傘下
「FIAT(フィアット)」(伊)
「Alfa Romero(アルファロメオ)」(伊)
「Maserati(マセラティ)」(伊)
「ABARTH(アバルト)」(伊)
「CHRYSLER(クライスラー)」(米)
「DODGE(ダッヂ)」(米)
「PEUGEOT(プジョー)」(仏)
「Citroen(シトロエン)」(仏)
「DSオートモビル」(仏)
「OPEL(オペル)」(独)
「Jeep(ジープ)」(米)
「RAM(ラム)」(米)
「LANCIA(ランチア)」(伊)
「VAUXHALL(ヴォクソール)」(英)
2025年には新型レバンテが発表される予定らしい。
3リットル直6ツインターボエンジンとか、ハイブリッド化とか、BEVも出る予定とのことだ。カイエンやGLE、レンジなどと競合する大型SUVなので、きっと素晴らしい車に仕上がって出てくることだろう!楽しみに待ちたい(^^)
追記:ところで、フェラーリにプロサングエという4人乗り4ドア4WDの高速ツアラーGTがある!エンジンがフェラーリ12気筒でアクティブサス、後輪操舵の付いたスーパーSUVだ。(フェラーリ社はSUVと言ってないが)これは素晴らしいと思うが。価格がなんとなんと!オプション込々で7,000万円オーバー!!という代物だ
キングセレブやクイーンセレブしか手の届かない価格帯なのだ。
12気筒を体験したいなら、私も昔乗っていたことのある599で十分だ!599をお勧めする。 昨今いまのフェラーリは新車では買えないセレブ御用達車になりあがってしまった。