後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。
この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄は、抗争によって父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。
そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介と出会う。
正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人。
ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせてゆく...。
誰も見たことのない禁断の「歌舞伎」の世界。
血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。
もがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”。
何のために芸の世界にしがみつき、激動の時代を生きながら、世界でただ一人の存在“国宝”へと駆けあがるのか?
圧巻のクライマックスが、観る者全ての魂を震わせる―― 。
(公式サイトより)
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2025/6/6に公開されてから、ずっと観たかったんですけど・・・
機会を逸していたのと、3時間弱という上映時間に耐えられるか・・・というのもあったんですが、こんなにロングヒットになり、「やっぱり行かねば」と今更ながら決心し、チェックしてみました。
この「国宝」の最初の時代は1960年代なんですけど、俺が生まれるちょっと前、こんなに「任侠の世界」がまだあったんですね![]()
父が目の前で抗争で射殺されちゃって、身寄りがない喜久雄は、花井半二郎に引き取れられました。
半二郎の息子、俊介・・・彼と二人で「芸事」を極めようと努力している姿は(もちろん大変な道なんだけど)素敵でしたね。
ドラマとしては、「いがみ合い」するのが話題にはなりそうなんですけど、この二人は本当にお互いをしっかり認めてるし、打ち解けている・・・いいなぁ![]()
しかし、半二郎の怪我、そして代役に喜久雄が抜擢されてから、お互い、そして周囲の心に変化が出てしまいました。
彼(喜久雄)を立てて、彼を後押ししていた俊介なれど、俊介自身も必死に目指していた「道」に(先には)たどり着けなかった・・・
春江とこの世界から「逃げた」のも、納得しちゃいます。
父親(半二郎)の死をきっかけに再会する2人。ここで運命が大きく逆転しちゃいました。
冒頭の解説にある「血筋と才能」「歓喜と絶望」・・・まさにこの2人に交互に訪れる展開・・・
年数が経った2人が、再び同じ演目を演じる・・・言葉は(セリフ以外には)なく、目線のみで語り合う・・・
ココ(歌舞伎の世界)について、俺はほとんど知識を持ち得ていませんが、この2人(そして、半二郎や万菊)の姿、生き方をスクリーンの前で見せつけられて、正直、圧倒されちゃいました![]()
ちゅうことで、悪魔になったけど、崇高で美しい・・・で、80点![]()
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません![]()
