*自己紹介*

 

入院中私は4人部屋の窓側だったんだけど、隣のベッド(廊下側)の大河原さん(仮名)が初日からすごかったポーン

 

 

 

《初日》火曜日

お向かいの石川さん(仮名)とは一緒に入院したので顔見知りになるが、廊下側2名はカーテン閉まっててどんな人だか不明。

午後入院して、バタバタ色んな人が病室に出入り。

そんな夕方。となりのベッドからすっごいイビキが(笑)

(これ絶対夜中眠れないやつじゃん…隣かぁ)

しばらくして看護師さんがお隣へ。「大河原さん、血糖値測りますね~」

(おぉ~苗字もイビキに負けず貫禄あるわ)←大河原は仮名ですがそんなニュアンスの苗字ね。

看護師さんが出ていくと携帯をパカパカする音が…パカッちゃら~ん♪パカッちゃら~ん♪

しばらくして…懐かしい感じのメロディー着信音~♪♪♪

「もしもし?」

Σ(゚Д゚)

(え、出るの?ここで出るの??デイルーム行かなくて良いの?ていうかマナーモードにしないの?)

この1回の電話で分かった事→夫、息子、息子嫁、孫3人と同居。

木曜日に病院の栄養士さんが息子嫁に栄養指導するから来てほしいという内容だった。

でも「来て」とは言わず、栄養士さんがこんなバカな事を言っているとの愚痴。

「お嫁ちゃんだって仕事してるんだからって言っても(病院側が)聞き入れてくれなくて~」的な。

途中で再び看護師さんが…インシュリンを打ちにきたらしい。

すると今度は大河原さん、看護師さんにお嫁ちゃんの愚痴を…

「うちの嫁は料理なんかしやしないし毎日食っちゃ寝しかしてないんだから呼んだって無駄なのよ~?」

Σ(゚Д゚)

(何この人こわい、怒鳴るとかじゃなくて猫なで声で語尾の使い分けが怖い)

 

この日、お嫁ちゃん、実息子と再度電話してたけど、毎回こっちからワンギリしてかけ直させてる…滝汗

お嫁ちゃんとの会話→「頼りになるのはお嫁ちゃんだけよ~」栄養士、担当医、息子の悪口

実息子との会話→栄養士、担当医の悪口

看護師との会話→嫁の悪口

怖すぎるこの人。

 

そしてあやぺにとって初の夕飯時。

お向かいの石川さん(仮名)が一足早く食べ終わってトレーを下げに廊下に出ようとしたその時…

大河原さん「え!?自分で片づけるの?」

Σ(゚Д゚)

(何で見えたの?カーテンの隙間?)

「取りにくるんだからやらせときゃいいのよ!」

戻る石川さん(仮名)…おつかれ。。。

 

この日は顔を合わせず終了。

でもすっごい人が居るなってまだ面白がって居られた。

 

 

 

 

《2日目》水曜日

手術時間までベッドでほぼウトウトしていた私。

大河原さん(仮名)の携帯は今日も鳴りまくっている。

実息子との電話で、昨夜嫁ちゃんが高熱出た事が発覚。今は37度台まで下がってるらしい。

それを理由に、看護師と話して木曜の栄養指導の嫁同席を断る事に成功した大河原さん(仮名)

でも嫁との電話では、服だけは届けさせる事に成功。

(ていうか熱ある人来させるのやめてーーー)

そして今度はもしかしたら金曜日退院になるかもしれないから、迎えに来る依頼を今度は孫ちゃんに電話。

でも最初から「迎えに来て」とは言わない。

まずはママ(嫁ちゃん)下げ発言から始まり、

「金曜退院になりそうだから、タクシーで帰ろうと思って、どうせ荷物も少ないし」から始まり孫に予定を聞き最後には現金で釣る滝汗

「孫ちゃんもバイトで忙しいんだから無理しないでいいのよ~」と「迎えに来てくれたらもちろん1万円ぐらいは渡しますよ?」を繰り返す。

…が、結局孫ちゃん良い返事せず。そりゃそうだ(笑)

仕方なく今度は夫に電話してたよ。

 

そしてこの日、4人部屋の残り1人のおばあちゃんが急遽明日別病棟に移らなければならなくなった。

この部屋は1週間しか居られない決まりらしい。

このおばあちゃんは普通のおばあちゃんなのでそんなめんどくさい決まりにも大人しく従う。

それを聞いてた大河原さん(仮名)おばあちゃんに話しかける。

(やっぱり時々カーテン開けてるよね?)

何でも大河原さん(仮名)は昔都会で飲み屋をやっていたそうな。

それで酒で身体を壊し、ここに戻って入退院を繰り返してるんだって。

ファンキーだな。

おばあちゃんの方はやっぱり普通のおばあちゃんだった(笑)

二人とも孫の大学の話で盛り上がってた。

 

この辺までが多分私の手術前(笑)

 

結局、嫁。実息子。孫と電話繰り返す大河原さん(仮)

息子との会話を看護師さんに聞かれて、熱出た嫁を病棟デイルームに来させようとしてた事がバレる。

(看護師さんがんばってーー私手術後なんだから何かに感染したくないーーー)

ベッド上で無駄電話してる事や、マナーモードにすらしていない事は多めに見ていても、

さすがに今のコロナの状況で熱ある人を病棟内に入れる事は出来ないようで、看護師さんも強気。

すると大河原さん(仮)「じゃあ息子に電話して明日嫁が来るのを止めて下さいよ」

(……お前が服持ってこいって言ってるんじゃん)

でも看護師さんすぐに大河原携帯で息子に電話して言うべきことはっきり言って失礼しますって切ってた。助かったーーー。

 

ていうかこの大河原さん(仮)わざと反対の事言って他人を動かすのがうますぎる。

全部聞こえてるから分かるけど…絶対知り合いたくないタイプ。

さすが、都会で飲み屋をやってただけある女だ真顔キラキラ

 

 

 

《3日目》木曜日

この日も4時に起きて動き出す大河原さん(仮)

そして必ず2度寝する。

イビキをかくのは昼間だけ、夜は静かに寝ててくれてるからありがたい。

でも変な話…おならがすごい。ぶびーぶびーって1日通して容赦無い。特に朝。

 

この日は早々ともう一人のおばあちゃんが別病棟に移動。

朝大河原さん(仮)、自分の携帯の番号書いた紙渡してた。「これ。あたしの番号真顔」って。

おばあちゃん、良い人だから素直に受け取ってたけど…

あれは絶対電話しないな!!(笑)

おばあちゃんが病室出てすぐお掃除の人が入った。

収納の中もちゃんと消毒してるんだなーって思ってたら、

隣から「もっと静かにやれよ!!」との声が。暴言きたーーー。

謝るお掃除の人。いやいやうるさくないから。仕事だから。

あーこういう人無理だわ。癖が強い人とか通り越して私の中でアウトな人決定。

来る看護師さんによって態度も話も変えてるし…わざと分からないふりして虚偽の数値申告してるよね?

 

 

そしてついにこの日洗面台前でご対面。

わーーー!!魔女みたい。

……なんだろう。。。大河原さん(仮)は本当魔女みたいなおばあちゃんでした。

若い時は綺麗だったんだろうな~みたいな。目力強い系真顔←これ似てる。

でも髪はどうにもならんね。

大「手術昨日だったんでしょ?」

あ「あ、そうです、機械うるさくてすみませんでした」

大「もうそんな元気なのね、若いから~~すごいわ~」

あ「あ、いえ、開腹とかじゃなかったんで。」

記憶に残りたくなかったのでニコニコしつつ早々と退散。

 

夕方、初めて大河原さん(仮)の主治医が病室に来て、数値が悪いので明日退院出来ない事を告げてました。

ここ婦人科だけじゃないのね。

金曜退院だと迎え(孫ちゃん)が来ないためタクシーで帰らなきゃいけない大河原さん(仮)は、1日遅れた方が良いって逆に喜んでたけど…

そんなすぐ数値安定しそうなニュアンスじゃなかったけど?

なぜそんなにも全て自分の思い通りにしようとするんだ滝汗

ある意味ポジティブすぎて見習いたいくらいだわ滝汗

喜んで嫁ちゃんに電話していました。(もちろんかけ直させて)

「主治医の事は何の信用もしてないけど、退院許可が降りないと帰れないから…さ。信用できるのは嫁ちゃんだけよ?本当に」

(猫なで声)

いや…ていうか言い方…退院に信用問題とか関係あるのか⁉

 

 

 

 

 

《4日目》金曜日

大河原さん(仮)は今日も元気に4時起き。

おならをして、2度寝。朝の時点で血糖値は相変わらず数値良くないらしい。

でも本人は土曜日退院する気満々で、夫に「お昼は病院食食べてから帰るから、その方が良いでしょ?」と電話してた。

ついでに嫁ちゃんが緊急入院時に払った一時金をネコババしたとの話。8000円だかそのくらい…。

それを真面目に夫に話してる。「何やらかすかわからないよ?こわいねえニヤ」って…

 

 

こわいのはお前だ!!

 

 

挨拶はぜず、さっさと退院しました。

お先に~。